こんにちは
内藤です
昨日は八王子校でレッスン
朝早く・・というか、まだ夜が明けないうちに起きて
小旅行をしてきました・・
八王子のレッスンでね
「ベーシック」クラスというのがあるんです
そう、ベーシック
基本をするクラスです
と言ってもね
何をするか毎回迷うんです
しかも私は３週に１回担当するだけなので
あまり変わったことも出来ないですしね
なーんて言う私ではありません
「ベーシック」クラスですから
「本当」のテニスの基本をやっちゃうわけです
昨日もやりました
初級と初中級対象のクラスなのですが
とりあえずね
普段のレッスンで教えていることを全否定するところから始まります
昨日はショット練習
ラケットを振れ
面をセットするな
運ぶな
押すな
とにかくまずは振れ
体重移動とかターンとか
そんなんどうでもいいからスイングしなさい
という「本当」のショットの基本をしました
まあ、困惑しますよね
それはそうです
普段のレッスンでは
しっかり面をセットして
ボールを運ぶように
体重移動で前に押しましょう
体のターンを使って、ラケットは無駄に振らない
体全体でラケットを動かしましょう
そういう類のことを言っています
私もそう言います
それが「ベーシック」クラスになると
全く違うことを言い出すんです
「本当」のテニスは
レッスンテニスとは違うからです
普段、通常レッスンで教えていること
まあ、ウソ・・・
というか別物です
あれはスポーツとしてのテニスではありません
当たり前です
レッスンはみんなでテニスを楽しむ場
ラリーを楽しむ場
怪我なく適度な運動を提供する場です
初級のうちに
まず初めにすべきことは
ラリーが続くようになることです
じゃあね
スイングなんてしている場合ではありません
面を作って前に運ぶ
これが正解なんです
ただ
「本当」のテニスはそうではない
そのレッスンテニスの延長が「本当」のテニスではない
全くの別物
だから全く別の指導になってしまうわけです
これは以前にも書きましたが
そういうことなのです
※「レッスンの目的」参照
要するに、「本当」のレッスンは
ジュニアレッスンみたいになるということです
ジュニアレッスンは「本当」のテニスをしますからね
だからラリーが成り立つまでは時間がかかります
みんなでラリーをするのなんて
２、３年はかかりますからね
でも・・
２、３年もすると大人を抜き去ります
当たり前です
「本当」のテニスをしているわけですから
じゃあ大人の通常レッスンでも
「本当」のテニスのレッスンをしてよ
と言われそうですが
それは出来ません
そんなことをしたら
スクールが成り立ちません
お客さんがいなくなりますからね
大人が耐え切れないのは明白です
必ずクレームが出て
続々と辞めていくでしょう
必ず大きな声で挨拶をしなさい
並んでいる時から腰を落としなさい
打つ時に声を出せ
ローテーションの時に無駄話をするな
ラリーにならなくても相手のせいにするな
などなど
言い出すとキリがないですが
とにかく成り立たないものです
怪我人も多発するでしょうしね・・
ただ
知っていては欲しいのです
「本当」のテニスとはどういうものか
それを身に付けるために選手たちが何をしているか
どういう意識で練習に臨んでいるか
少なくとも
試合に出ている方は
少しはその意識が必要ですからね
ベーシック
一言「基本」と言っても難しいものです
これもまた相対的な価値基準です
競技としてなのか
運動としてなのか
強化なのかレクリエーションなのか
何のベーシックかはそれぞれです
まあ、私はね
ついつい「本当」のことをしてしまうことが多いですが・・・
皆さんも
それが一体何の基本なのかを意識して
レッスンに取り組むようにしてみましょう
それではまた
頑張ろう日本！
