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授業参観

こんにちは

内藤です

 

昨日のブログで

ジュニアのバックハンド

というより

ジュニアレッスンでスイングのことは

ほとんど教えていないと書きましたが・・

 

えっ?

そんなことないのでは?

 

という方もいると思います

 

私のジュニアレッスンを見たことのある方

ジュニアクラスの親御さんはそう思うかもしれません

 

なので、きちんと書いておこうと思いまして・・

 

 

そうなんです

 

ジュニアレッスン

とりわけ選手コースではないクラスね

 

私はスイングについてもレクチャーしています

 

バックハンドも少し詳しく話をしたりします

 

と言ってもね

子供にも分かるような話

例え話をしたり

擬音を駆使して説明したり

ちょっと変わったメニューをしたりもします

 

いや、昨日書いたようにね

そんなスイングの詳細には触れなくてもよいし

むしろ触れない方がよい場合もあります

 

では、なぜそんなことをするか

 

親御さんが見に来ているからです

 

調布校はコート脇でばっちり見れますからね

 

熱心に見ている方

何となく眺めている方

色々あるのですが、レッスンを見ているんです

 

だからね

その親御さんに向かって言っているんです

 

表向きは子供たちに話をしていますよ

 

子供が食い付きそうな内容やトーンで話をするので

 

でも

実際は子供の向こうにいる親御さん向きに話しています

 

まあ、あいつら

あ、えっと・・

あの方々はうるさい・・というか

少し繊細でいらっしゃるところがありますからね

 

きちんとしたレッスン「風」にしておかないと

あーだこーだと言ってきますから

 

だから親御さん向けのアピールが必要なんです

 

ほら、こんな分かりやすい説明

子供も聞き入るような例え話

具体的なドリルやメニュー

ついでに目からウロコ的な雑学まで

 

全部親御さん向けです

 

親御さんが見ていて

うんうん、と頷くような話をしているだけです

 

色々な親御さんがいますから

その都度変えています

 

テニスをしている人

全くしていない人

レッスン後に子供にあれこれ言う人

帰りの車でごちゃごちゃ言う人

 

その人がどういうタイプかは

何度か会っていれば見当が付くので

その親御さんが満足のいくレッスンを展開するわけです

 

まあ、もちろんね

そのうえで子供にとっても価値のあるレッスンにも仕上げます

 

なかなか大変なのですが

仕方がない

というか

必要なことなんです

 

親御さんを満足させることも

 

だってそうでしょう

 

親御さんが満足いかないと

その子がスクールをやめさせられますから

 

 

それだけでもないんです

 

親御さんが不満足

要するにコーチに不信感があると

それが子供に伝わってしまう

 

子供に直接言う親御さんもいるでしょうからね

 

あのコーチはよくないね

とか・・・

 

そうなると

子供側もコーチを信頼しない

 

それどころか

大人のようにコーチを評価する癖が付いて

素直にレッスンを受けられなくなります

 

だから必要なんです

 

コーチが親御さんの信頼を得ること

親御さん向けにレッスンを展開することも

 

 

言っている内容はね

まあ、本質ではなかったりします

 

それはそうです

 

親御さんが考えていることは

見当外れですから

 

自分がいくらテニスをしていようが

テニスの知識を入れていようが

 

ジュニアテニス

子供たちにテニスを伝えることに関しては

残念ながらド素人です

 

そりゃそうです

 

私たちのように

10年20年、教えるプロとして

ジュニア育成に携わっていたわけではないですからね

 

付け焼き刃の上っ面の育成の知識は

現場では役に立たないというものなんです

 

まあ、それも別にいいんです

 

そういうものも全て含めて

私はレッスンをしているので

 

 

子供のプレーやフォーム

顔つきを見ればすぐに分かります

 

あー、親にこうしろって言われたんやなー

って

 

その時も否定はしません

 

子供にとって親の意見は重大です

 

コーチと言えど

それを否定することは子供に混乱が生まれます

 

親御さんの顔を立てつつ

変な方向に行かないように

丁寧に説明をしたりします

 

 

こう書くとね

なかなか大変な感じですが

まあ、そういうものですからね

 

親御さんも悪気があるわけではないし

子供のテニスに関心を持ってもらうことはよいことです

 

それらを全部まとめて

コーチが舵を取り

上手くバランスをとればいいだけです

 

それがジュニア育成のやりがいですからね

 

だから気を遣わずに

レッスンを見に来てもいいし

子供にあーだこーだ言ってもいいし

知ったような気になって頂いても構いません

 

全て私の手のひらで管理されて

子供はきちんとテニスが好きなまま

上達することになりますから

 

そうでないと

私のテニスコーチとしての存在価値がないということですからね

 

意地でもそうしてやりますよ

ということです

 

 

今の調布校はね

残念ながら理解のある親御さんばかりなんです

 

手強い親御さんが登場するのを楽しみにしています・・

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!