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バックハンドの教え方

こんにちは

内藤です

 

今は学校が春休み

ジュニアの子が朝練をしに来ているんです

 

それでね

どうせ暇やろうし・・

ということで

 

朝の一般レッスンに入ってもらったんです

 

今年度から4年生になる男子と女子の2名

 

一応試合にも出ている子たちなので

そこそこ上手いんです

 

一般レッスンのテーマはバックハンドストローク

 

その子たちも混ぜて球出し練習をしました

 

すると・・

まあ、分かっていたことなのですが

その子たちの方がいいショットをするんです

 

今年4年生になる子です

体も小さいです

 

当然テニス歴もまだまだです

 

女の子の方は2年しか経っていません

 

でも大人よりも上手い

体の使い方も圧倒的にいいわけです

 

なぜか?

 

それを明らかにするために

その子たちにその場でインタビューをしたんです

 

私がこう聞きました

 

「お前ら俺に何を教わった?」

「バックハンドで教わったことは?」

 

「・・・」

 

二人とも、何か答えねばと思い

必死に考えていました

 

そして捻り出した答えが

 

「・・・」

 

「いや、何も・・・」

 

 

そうです

 

それが正解なんです

 

私が彼らに教えたことは

ありません

 

あっ、バックハンドのフォームの話ですよ

 

テニス全般のことは厳しく指導しています

 

構えなさい

バランスをキープしよう

止まってスイングしよう

フットワークに気を配ろう

スプリットステップをしよう

リズムよくプレーしよう

声を出しなさい

 

そんなところ

 

 

フォームのことは・・

 

フォアとサーブについては少し言います

 

ただ・・

バックハンドは放置です

 

しっかりねー

 

クロスに打ちなよー

 

くらいです

 

 

それで一般の方より圧倒的に上達している

 

いや、言い方を変えましょう

 

それだからこそ

一般の方よりも上手くなったのです

 

余計なことは考えない

 

バランスとリズムだけ気を付けて

おりゃーっとスイングすればいいだけです

 

バックハンド(ダブルハンドね)は簡単なんです

そもそもシンプルなスイングになりやすいんです

 

何も気にしなければ・・

 

 

現に、陽向も日和も打てているわけです

 

あいつらは細かい手の使い方

フォロースルーの仕方

ラケット面の向き

そんなことは考えてもいないし

何の理屈も知りません

 

だからシンプルでスムースなスイングになる

 

小さい体でも

伸びのあるボールを放つことが出来るんです

 

 

という話をした後でもね

 

大人の奴らは・・

あっ、いえ

大人の皆様は

ろくに構えもしない

リズムを取るわけでもなく

ミスの後にあれやこれやと気にしてばっかり・・・

 

いや、だから、そういうところやで

人の話聞いてた?

これやから大人はあかんねん

って大声で言ってあげました

 

 

なかなか難しいものです

 

やはり色々と気になるのでしょう

 

しかし

気にするな、とは言ってないんです

 

気にするべきポイントがそこではない

スイングのブレは結果に過ぎない

 

ラケットの動かし方よりも前に

気を付けるべきことがあるでしょう

子供のように素直にやるべきことをやりましょう

 

そう言ってるだけなんです

 

特にバックハンドはそれで上手くいくものなんです

 

 

今週のテーマはバックハンドです

 

スイングの仕方をあれやこれや気にし過ぎずに

ビューンっと振っていきましょう!

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!