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リスペクト

こんにちは

内藤です

 

私ね

動物が好きなんです

 

好き

と言うとちょっとニュアンスが違うかな・・

 

リスペクトしているんです

 

すげぇな

カッコいいな

と思うんです

 

だからね

動物を飼わないんです

 

何かね

そんなことはないのでしょうが

飼う

ってなると

自分の支配下、というか管理下になる

面倒を見るべき存在になる

そんな感じがするんです

 

まあ、これは単なる価値観の問題

私の偏った物の見方によるところなので

動物を飼っている人を非難しようなどとは思っていません

 

ただ・・

私はちょっと引っかかる

動物を飼うことも

そして

もし自分が動物だった場合に

人に飼われるよりも

自然の中で思い切り生きたい

と思うだろうな

と・・

 

 

何度も言いますが

考え方はそれぞれですし

動物にとって何が正解かも環境によるところではあります

 

ただ

かわいいから飼う

寂しいから飼う

 

これはいささか問題

というか

そこにリスペクトがないのはどうかと思うわけです

 

ペットは人間の所有物ではない

 

共に生きる自立した存在です

 

 

テニスの話です

 

日曜日に八王子校に行くと

ジュニアの大会をしていました

 

小学低学年の子たち

 

試合に出始めの子たちの大会です

 

そこでの光景

 

ちょっとよろしくないと思ったんです

 

親御様がね

もう付きっきりなんです

 

子供に・・

 

いや、付いて行くのは当然だと思いますよ

 

ケアやフォローはしてあげるべき

 

関心を持って、応援なり叱咤激励をするのもよいでしょう

 

そうではないんです

 

異様な接し方

 

ある子がシューズを脱ぐ

と言ったんです

 

じゃあね

 

その子が椅子に座って

親御さんが脱がしてあげてるんです

 

はぁ!そんなもん自分でさせろや!

って言いそうになりました・・

 

 

別パターンもあります

 

試合中にね

コートの後ろで手と足を組んで

しかめっ面で見ているんです

 

見ているとか応援している

ではなく

完全にチェック

威圧感満載のチェックを実施しているんです

 

でね

試合が終わるやいなや

お疲れ、とか、ナイスゲームと声をかけずに

あーだこーだと始まるんです

 

なぜあんなことをした

もっとこうすればいいだろ

今の試合は意味がなかった

などと・・

 

優しい口調で技術解説を繰り広げる親御さんもいました

 

まあ、それはそれはとんちんかんな技術解説ですが・・

 

 

こういう過保護や過干渉

 

我が子を思っての行動だと思うのですが

よくないケースが多いです

 

何がよくて

何がよくないか

 

その基準は

そこにリスペクトがあるかどうか

 

子供を一人のテニス選手として扱っているか

それとも

子供を自分の所有物として扱っているか

 

その違いです

 

かける言葉は同じでも

受け取る側の子供は敏感に察知するものです

 

リスペクトのない接し方をすれば

子供は萎縮したり反発したり、もしくは依存したり

ベストなパフォーマンスとは程遠くなります

 

何より楽しくなくなる

テニスが嫌になる

 

自分なんてダメだ

と、自己否定にも繋がります

 

それはそうです

 

一人の人間としてリスペクトされていないわけですから

 

 

試合会場でそんな光景が広がっていたんです

 

由々しき事態です

 

選手は親御様やコーチの作品ではありません

 

リスペクトすべき一個人です

 

 

私は動物が好きです

 

人も好きです

 

全選手をリスペクトしています

 

なのである程度放置します

 

信頼しているからです

 

そしてそれを伝えます

 

ジュニアにも言います

 

俺はお前たちを信頼している

試合は自信を持って楽しくやりなよ

お前が思うようにやりな

それが正解やから

って

 

じゃあ勝手に成長していくものです

 

当然ね

適切な技術指導やマナーの指導

 

ケアやフォローは必要ですが

 

それが度を越して

何やら自分の所有物的発想

 

自分の考えを押し付けるような接し方

 

リスペクトのない接し方にならないように気を付けたいものです

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!