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コーチング

こんにちは

内藤です

 

毎週月曜日

ジュニアの選手たちが自主練習をしているんです

 

一応ね

ちょっとした指示は出しているのですが

基本的には子供たちだけでしてもらっています

 

普段は違うクラスに通う子たちが一緒になってするので

多少は緊張感もあるとは思います

 

が・・

 

まあ、ほとんど知っている同士ですからね

 

まあ、あれやこれやと揉めたり

騒いだり

小競り合いの応酬になる時もあるようです

 

参加している子から色々と話を聞くのですが

 

今のところ私は特に動いていません

 

まあ、ちゃんとやりなよー

って言っているだけです

 

子供たちには伝えてありますから

 

私がお前たちを信頼して任せているんだぞ

 

自分たちできちんとやりなさい

 

 

選手たちを指導するうえでの

私の最終的な目標があります

 

それはね

 

私の存在意義をなくすこと

 

私が必要ではなくなること

 

これが私の目標です

 

なので

私が選手たちを指導する時

 

いかにすれば

私がいらなくなるか

 

そう考えて指導しているんです

 

 

何やらおかしい気がするでしょう

 

私は全力で頑張って

私の存在意義をなくそうとしている

 

でも

これは非常に重要な視点だと思うんです

 

言い方を変えると分かりやすいでしょうか

 

選手たちが

私がいなくても

試合で力を発揮出来る

 

私がいなくても

日々の練習で成長することが出来る

 

そのような自立した選手になって欲しいのです

 

というより

ならなければいけないのです

 

テニスという孤独な戦いを生き抜くために

自立した力を身に付けることは必須です

 

ジュニアの時から

必要以上に周りに頼ってはいけないのです

 

それは指導者にもです

 

コーチがテニスを上達させてくれる

コーチが練習の雰囲気を良くしてくれる

などと甘えた考えは捨てるべきです

 

試合になったら

誰も何も助けてくれません

 

コーチもアドバイスは出来ません

 

自分で自分を奮い立たせ

自分の頭で考えて

自分で前を向いて

自分で動くしかないのです

 

 

難しいところです

 

我々指導者は

そうした自立した選手になってもらうために

適度な距離感を取って

しかしながら

圧倒的な熱量をもってして

選手と接しなければならないのです

 

自分で何とかしろよ

という冷たさだけでは立ち上がれませんからね

 

自立はしないとダメですが

支えが必要な時もあります

 

試合中

もうどうしようもなくなった時

ついに自分の力では立ち上がれなくなった時

 

下を向くでもなく

周りをキョロキョロするでもなく

 

「おい!ちゃんとやらんかい!」

「構えろ!相手を見ろ!リズムを取れ!」

「声を出せ!ガツンといかんかい!」

 

という私の声がその選手の心に響くように

日々接していなければいけません

 

 

自立した選手になること

 

自立した選手に育ってもらうこと

 

なかなか難しいテーマです

 

まずは指導する我々が

しっかり自立していなければ

そこに続く子供たちが自立することなどないでしょう

 

気を引き締めて臨むようにします

 

子供たちも

色々と問題を起こしながらも

自主練習を自分たちで完結するように

頑張ってもらいたいものです

 

 

最後の最後

 

全日本ジュニアがかかったポイントで

声を出して打っていけるのか

足がすくんで置きにいってしまうのか

その分かれ道がその自主練習の取り組み方にあるということやで

 

しっかりやりーやー

 

翼も琢磨も萌愛奈も蒼空も。。。

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!