こんにちは
内藤です
今週は北京オリンピックのことを書いていますが
やはりこの人には触れないといけませんね
男子フィギュア
羽生結弦選手
今回も日本勢はよく頑張っていましたよね
メダルの数がどうとか言うのは良くないですが
結果も残してくれました
カーリングやスピードスケート
そしてスノボーの平野歩夢選手は圧巻でした
そんな中
やはり見ている者を魅了し
その記憶に鮮烈に姿を刻んだのは
羽生結弦選手だったのではないでしょうか
前人未到のオリンピック３連覇
そして４回転アクセル
結果は・・
怪我の影響やリンクの不運も重なり
偉業達成とはなりませんでしたが
その勇姿は心に刻まれましたね
私が心を打たれたのは演技後の会見
そこでの羽生選手の言葉
「報われない努力だったかもしれない・・」
そう言っていたのが印象的でした
その後のテレビ番組のインタビューでも繰り返し言っていました
「努力って報われないんだな」
と・・
そう
そうなんです
スポーツに携わる端くれとして
大きく納得したんです
やっぱり羽生選手もそうだったのか
って
努力は当然必要です
結果を出したければ
とんでもない努力
途方もない努力
人の何倍もの努力
そして正しい方向性の努力
その努力の先にしか成功も成長も存在しません
しかし
時に血の滲むような努力さえ
結果に結び付かない
報われないこともあるものです
いやね
本当に努力が報われない
意味がない
ということではないですよ
努力をしたという事実は
その人のその後の人生において
大きく意味を成すものです
ただ単に結果に結び付かないこともある
試合で勝てなかった
とか
目指していたタイムが出なかった
とか
そういう意味で報われないことはしばしば出てきます
それは努力が足りないからだ
努力の方向が違っていたからだ
そう言われるとそうなのかもしれませんが
それでもあるんです
なんだよー
せっかくこんなにやったのに
何でだよー
って思うことが・・・
だからなんです
だからまた頑張れるんです
またワクワク出来る
前進することが出来るんです
それがアスリートだと思うんです
報われない努力の先を知りたがる
何度でも意地になって努力をする
変人なんです
私もそうです
私ね
料理が得意ではないんです
でもたまに料理をする
当然よく分からないから
何を作るにしてもネットで検索したレシピ通りに作るんです
口コミの良いレシピね
じゃあ問題なく美味しく出来上がるんです
一切余計なことはしませんから
下手なりにめっちゃ頑張って作ります
食材を買うところから
時間をかけてめっちゃ努力します
１日かけてカレーを作ったりします
それなのに・・・
たまにね
美味しく出来上がらないことがあるんです
レシピ通りめっちゃ頑張って作ったのに・・
努力が報われない瞬間です・・
でも、そんな時ね
決まって燃えてくるんです
少しの落胆の後にね
くっそー！
何で上手くいかんかったんや！
どこや！どこが違ったんや！
「次は」絶対上手く作ってやる！
報われない努力を突きつけられた後に来るもの
それは一時的な落胆と絶望
そして尽きることのない次への渇望です
それがアスリートです
血の滲む１０年間の努力が一瞬でパァになる
絶望のどん底でアスリートがするのは
真っ暗な上を見上げて
壁をよじ登ることなんです
おそらくはまた報われないかもしれない
もう一段奈落の底に落とされるかもしれない
それでもなおよじ登る
それがアスリートです
羽生選手の努力
それこそ我々には想像出来ないほどのものでしょう
いくつもの葛藤やトラブルもあったのでしょう
それらをクリアにしながら努力を重ねてきたと思うのです
我々凡人が軽々に私見を述べることさえ憚れますが
一スポーツ人として
一指導者として
そして一アスリートとして
羽生選手への敬意と今後への期待を含めて
書きたかったのです
皆さんはね
ちょっとした努力であーだこーだ言っている場合ではありません
たぶん単なる努力不足です
まずは体を絞りましょう
大の字ジャンプを全力でしましょう
声を出しましょう
スプリットステップをしましょう
努力の先にしかない絶望と光は
本当の努力をすることでしか得られないということです
頑張りましょう！
それではまた
頑張ろう日本！
