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騒動の裏で

こんにちは

内藤です

 

昨日と一昨日

オリンピックの騒動について書きましたが

 

一つ明確にしておきたいこと

言っておきたいことがあるんです

 

スーツ規定問題も

ドーピング問題も

何の問題でも

厳しい処分や厳格な対応は行き過ぎだ

 

なんて意見が出てくる場合があるんです

 

いや、その意見も分かります

 

よほど悪質

犯罪クラスの問題行動は厳罰に処すとしても

情状酌量の余地がある場合

再起のチャンスを残すべき

 

行き過ぎた対応は単なるイジメになりかねない

 

それはそうだと思います

 

これも書きましたが

人は過ちを犯すものです

 

それを認め反省をし

一定の処罰の後は

心を入れ替えて再起する

そのチャンスは与えるべきだと思います

 

ただね

それは後回し

優先順位としては低いわけです

 

最優先すべきこと

一番気にかけないといけないことは

真面目に取り組んでいる人のことです

 

当たり前です

 

例えばジャンプのスーツ規定違反

 

規定の少しオーバーはOK

みんなそれで記録を伸ばしている

 

その陰で

真面目に規定通りのスーツでジャンプしていた選手もいるんです

 

周りにね

みんなもやってるから大丈夫

そうしないと記録が出ないよ

 

そう言われても

いや、自分はそんなズルいことまでして

記録を出そうなどとは思わない

 

そう言って真面目に取り組んでいる選手が多数いるんです

 

一番気にかけないといけません

 

違反していた者の話

今回だけ検査が違った

特定の者だけ狙い撃ちされた

 

そんなことはどうでもいい

 

いや、よくそんなことを言えるな

ってことです

 

お前らが違反していた裏で

真面目に競技に向き合っていた者がいるんやぞ

 

 

ドーピングもそうです

 

ドーピングの選手がその競技のハードルを上げたせいで

真面目にドーピングをせずに取り組んでいる選手が

ひょっとしたら無理をして怪我をしているかもしれない

 

結果を出せずにその競技から離れたかもしれない

 

 

真面目に取り組んでいる者のことを考えたらね

 

違反していた選手に厳しくするのは当然

 

真面目な者がバカを見る

なんてことがあってはいけないでしょう

 

私もレッスンであるんです

 

ジュニアのレッスン

12人いたりします

 

1人の子がボール集めの時にボールを打っている

 

その子の更生も大事です

一人も見捨ててはいけません

 

でもね

やはり優先すべきは

真面目に取り組んでいる他11名のことです

 

レッスンの場合、時間も限られていますからね

 

その1人の子の更生のために15分要するのなら

その子を外に出した方がいいわけです

 

仕方ありません

 

その子のせいで

真面目に取り組んでいる子が被害を受けるんです

 

どちらも大事なのはそうなのですが

真面目に取り組んでいる子が置き去りになるのはダメでしょう

 

 

何の問題でもそうなんです

 

ちょっと気になったんです

 

色々な意見があるのは重々承知しているし

大いに結構なことですが

 

ちょっと待て

 

お前らよく考えろよ

 

違反などとは無縁の

真面目に取り組んでいる奴がいるからね

そこをスルーするなよ

 

 

いつの時も

何のスポーツや政治や暮らしでさえ

 

基準の前提になるのは

そのヒエラルキーの上位者の意向や問題によります

 

下位の多数

真面目に取り組んでいる多数の者の存在が

蔑ろにされてしまうものです

 

あってはならないでしょう

 

今回の騒動でね

ちょっとそんな感じを受けたわけです

 

 

私も引き続きレッスンなどで気を付けるようにします

 

それではまた

 

頑張ろう日本!