こんにちは
内藤です
日曜日にジュニアの試合をしたんです
今週の日曜日にね
毎月定例の試合の年間マスターズ大会をするのですが
その出場枠、最後の2枠をかけた試合をしたのです
年間成績上位6名には自動的に参加資格が与えられます
残りの2枠をまだ参加資格のない子たちで決定しました
10名参加したのですが・・
みんなね
それはそれは真剣に戦っていました
どの試合も素晴らしい試合でした
技術的に言うとね
ダブルフォルトや必要のないリターンミスなど
つまらないミスも多くあったりします
でもね
そんなことよりも、です
そんなことが気にならないくらいファイトしているんです
自分のテニスがそんなものだからこそ
そんな自分のテニスでもなお
何とか勝ちを手繰り寄せようと懸命にプレーしているんです
負けていても諦めることなどなく
勝っていても油断することなどなく
最後の1プレーまで持っている力を全て出し切っていました
全選手が全試合で、です
それは見ていて心が動かされます
そんな中ね
一人の選手に特に感動したのです
成元楓君というね
6年生の男の子なのですが
ひたすらに頑張っていました
いつも一緒にレッスンを受けている他の男子は
すでに出場資格を有している
何としてでも自分も
自分も皆と一緒にマスターズ大会の場に行くんだ
そんな熱い想いがヒシヒシと伝わってきました
楓君ね
始めたのが遅かったというのもあるのですが
テニスが下手なんです
器用な方でもないので
上手いことコートに入れる、なんてことも出来ない
元々そんな感じ
レッスンでも上手くいかないことが多くて
親御さんの方をチラチラ気にしたり
自分一人でファイトするというタイプではなかったんです
でもいつも楽しそうにテニスをします
キャンプにも参加して
レッスンでも声を出して
しっかり頑張っていました
でも結果が出ない
毎月の定例の試合でもたまに勝つくらい
腐ってやる気がなくなってもおかしくない状況
しかし違った
楓は最後の最後、その1プレーまで
全力を、全精力を注ぎこみました
今回も総当りの試合で初戦を落としたんです
普通の奴なら、半年前の楓なら
少し諦めて、目の輝きを失っていたでしょう
でも今回
初戦を落とした楓が選択したこと
それは
最後までファイトすることでした
そこから残りの3試合
ろくに入りもしないサーブ
不格好なフォアハンド
タッチセンスのない守備
自分の未熟なその武器を駆使して
3試合とも勝ち切ってみせたのです
結果は3勝1敗で3人が並んで得失点差の勝負
楓は惜しくも2位
2グループの各1位のみに出場資格が与えられるので
楓は出場資格を得ることが出来ませんでした
悔しかったでしょう
悔いがないと言えば嘘になるでしょう
6年生なので来年はありません
でもね
楓の表情は実に晴れ晴れとしていました
やり切ったぞ
出し切ったぞ
そんな自信に満ちた顔をしていました
立派なアスリートです
敬意を持つべき最高にかっこいいテニス選手です
打ち方とかはね
とても褒められたものではない
どちらかと言うとかっこ悪い・・
でもね
本当のかっこいいってね
かっこ悪いの先にしかないんだなって感じさせられました
子供ってこうやって成長していくんですね
楓を見ていて私自身も何だか誇らしく思えました
そして少し寂しさも覚えました
子供たちの成長をこんなにも間近で見れるなんて
本当に素晴らしいことだと再認識しました
今週の日曜日はマスターズ大会
子供たちはどんなドラマを描いてくれるのでしょうか
コーチとして
テニス選手として
ジュニアの子たちの1ファンとして
本当に楽しみです
それではまた
へばねー
で思い出しました・・!!
あの
へばねの生みの親として知られる
リンゴスター北川さんが調布校に降臨したんです
東京観光ですって・・
フロントのホワイトボードに絵を描いて帰っていきました・・
んじゃまた