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ボールの気持ち

こんにちは

内藤です

 

テニスでも何でもそうですが

相手の立場になって考えるって大事ですよね

 

今日ね

結構風が吹いていたんです

 

風速で言うと3、4メートルでしょうか

 

ラリーをしていると割と影響のある風

 

緩いボールはかなり曲がったり伸びたり

風の影響でアウトになるケースも散見されたんです

 

なのにね・・

繰り返す人が多いんです

 

風上からポォーンとロブを上げてアウト

 

クロスに打って、横風にあおられてアウト

 

それでこんなことを言う

 

「あれっ?結構風で伸びたなー」

と・・

 

 

アホなんです

 

いや、アホは失礼か

 

相手の立場になって物を考えられない

自己中心的な思想の持ち主なんです

 

気が使えないタイプとでも言いましょうか

 

だってそうですよね

 

風速3メートルをね

自分の感覚で「しか」考えていない

 

相手の立場

 

ボール君の立場になって考えていないんです

 

そりゃあね

何十キロもある我々からすれば

風速3メートルなんて微風に過ぎません

 

でも・・

体重が60グラムしかないボール君にしてみれば

風速3メートルなんて暴風です

 

尋常じゃない暴風なんです

 

我々で言うと・・

風速60メートルくらいのものでしょうか・・

 

とにかくとんでもない風

体ごともっていかれる暴風なんです

 

そこにほんの少しでも思いを巡らせれば

 

相手の立場になって考えるということさえ出来れば

 

「あー、風に流されてしまったー」

 

などと事後的に言うことはなくなるはずです

 

プレーする前から気を付けますからね

 

うわー・・!とんでもない風が吹いてるなー

って

 

 

風の対応だけに限ったことではありません

 

普通のショットにしてもそうです

 

たまにね

インパクトでボールを潰す

などと意味不明、傍若無人、ちょっと関りを持ちたくないようなことを宣う輩がいるのですが・・

 

いやいや

そんなことまでしなくても相当なダメージですやん

 

60グラムのボールが結構なスピードで飛んで来る

そこに300グラムの物を振り回してヒットさせるわけです

 

もし自分がボール君だったらどうですか?

 

潰れますよね

 

だからね

無駄に力を入れたり

ボールに負けそうなんて思ったりしなくていいんです

 

相手の立場になって考えれば分かることです

 

 

同じようにね

ラケットの立場

コートの立場

シューズの立場

そして試合では対戦相手の立場

になって考えてみてください

 

ちょっとした想像力で済む話です

 

プレーの質が上がるはずです

 

試合でのショットの選択

ポジショニングが効果的なものになるはずです

 

 

私たちは「人間」です

 

「ホモサピエンス」ではありません

 

我々の成すべき行動は

常に他者との関係性によってのみ

導き出さなければなりません

 

私はこれがしたい

相手がどう思おうが知らない

それこそが私らしく生きることだ

 

それは単なる我儘です

 

人間の放棄でしかありません

 

テニスにしろ何にしろ

相手の立場になって考える

ということを止めないようにしましょう

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!