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みんなのテニス

こんにちは

内藤です

 

昨日のレッスンでね

ちょっと何と言えばよいのか

なかなか難解な指摘を要する場面があったのです

 

ダブルスの練習

センターにボレーをして

次のボールをサイドに・・

これがアウトになった場面で咄嗟に注意をしたんです

 

 

んっ?

今のはダメです

プレーが無機質過ぎます

 

 

本当にね

咄嗟に出たんです

 

アウトをしたことは悪くはない

センターに打ったことも

ボレーの打ち方もそこまで悪くなかった

 

そんなことはよかったんです

 

とにかく

無機質だったんです

 

そのプレーを目の当たりにした瞬間

こいつには負けないな

って思ったんです

 

で、瞬間的に出た指摘が

無機質なプレー

だったんです

 

 

気が抜けている

というのではない

 

ファイトしていない

熱量が足りない

どちらかと言うとそれに近いけど

それとはまた違う

 

熱さは欲しいですが

別に無くてもいいです

 

冷静なプレー

冷たいプレー

これもまた相手に脅威となります

 

そうなんです

 

血が通っていればいいんです

 

熱かろうが冷たかろうが

 

 

昨日のそのプレーは無機質だったんです

 

血が通っていない

 

何とも抽象的なのですが

非常に重要なことだと思うのです

 

だから難解だったんです

 

何と言えばよいのか

無機質、という表現が言い得ているが

だからどうしろと言えばいいのか

 

なかなかに難しい指摘だったんです

 

 

でも確信しているんです

 

あの無機質なプレーでは勝てない

 

機械的にセンター、サイド

とボールを打ったところで

何の脅威にもならないのです

 

セオリー重視で感情を殺してプレーすることは

時に重要です

 

ただ・・・

そのプレーに相手が全く存在していない

 

何の会話も試みていないプレーは

プレーとしての質は低い

ということなんです

 

 

・・・・

 

ねっ?

なかなか伝わらないでしょ?

 

要するに

気合入れてやれよ

とか

楽しくしようぜ

ってことですよね

 

と言われると

まあ、そういうことなのですが

 

ちょっとニュアンスが違う話な気がするんです

 

相手へのリスペクトが足りない

のか

自己肯定感が足りない

のか

 

・・・

 

 

何とも表現に困る

レアな指導場面

 

そして、まだ何も解決されていない

 

ただ

糸口が掴めた気がしたんです

 

前々から感じていたその人のプレーへの物足りなさ

 

問題は明らかにされたんです

 

無機質

だったんです

 

問題が明らかにさえなれば

手はいくらでも施せます

 

 

試合に出ている人

だけではなく

みんなそうですね

 

テニスは人が人とするものです

 

ベースは会話です

 

コートやボール、ラケット

それにショットやフットワーク、体の使い方も

単なる道具に過ぎません

 

試合でいうと

セオリーや戦術も単なる道具です


プレーの主体は人

自分と相手です

 

そこがブレ出すと

どんどん無機質になっていく

結果、レベルアップしない

試合にも勝てない

 

なんてことになるのだと思います

 

 

私も気を付けます

 

レッスンは仕事です

テニスが仕事なんです

 

ともすれば

仕事をこなす

という名目のもと

レッスンやテニスが無機質になる恐れが多分にあります

 

レッスンも人が相手

ということを肝に銘じて

熱く取り組みたいと思います

 

それではまた

 

頑張ろう日本!