r-7110のブログ

メルマガ『reborn』バックナンバー

「まっすぐ」に

こんにちは

内藤です

 

今週のレッスンテーマ

フォアボレーの「まっすぐ」

 

ただ、まっすぐボールを捕らえて

まっすぐラケットを動かして

まっすぐボールを飛ばすだけです

 

ただそれだけなのですが

これが難しい

 

めちゃくちゃ難しいんです

 

そもそも「まっすぐ」というのが甚だ難解なのです

 

特にボレーは

そこまでラケットを振っていかない

どちらかと言うと受信のショット

 

まっすぐスイングする

というよりは

まっすぐ受ける

ことが必要になるわけです

 

だから難しいんです

 

 

まっすぐとはこうだ!

が成り立たないんです

 

自分がこうすればいい!

ではないんです

 

相手のボールによるわけです

 

毎球毎球

相手のボールに合わせて

その都度「まっすぐ」を変化させなければならない

 

面を開いたり

やや伏せ気味にしたり

 

振り幅やタッチの強弱も毎球変えなければなりません

 

当たり前のことです

 

自分が「まっすぐ」とはこうだ!

というボレーをしていても

相手のボールが違うと

自分の打つボールは一定しません

 

 

相手が打った瞬間ジャッジを迫られるんです

 

スライスかスピンか?

回転量は?

スピードは?

高さはどうだ?

自分のポジションや状況は?

 

それらを総合的に判断して

そのボールに対する「まっすぐ」が導かれるんです

 

それを毎球するんです

 

だからね

ボレストをしていると結構疲れるんです

 

頭が・・

 

我々コーチが皆さんのストロークをボレーで返球しますよね

 

皆さんの何の脈絡もストーリー性もない荒れ狂うストロークを・・

 

一定の位置に返球しますよね

 

あれは

すごい判断と技術の賜物なんです

 

皆さんの元に一定したボールが行くように

毎球毎球、その都度打ち方を変えているんです

 

 

ボレーにおける「まっすぐ」とはそういうことなんです

 

「まっすぐ」とはこれだ!

と決めないことです

 

なので答えられません

 

「まっすぐ」打つボレーはどうするんですか?

と聞かれても・・

 

その都度違うわけですから

 

 

まあ、「まっすぐ」という価値観がね

そもそも相対的なものだとは思います

 

皆さん

「まっすぐ」立ってください

 

その皆さんの「まっすぐ」ね

見る人によって変わりますよね

 

アメリカから見たら斜めです

 

地面に対して「まっすぐ」ですが

宇宙空間においては「まっすぐ」でも何でもないです

 

「まっすぐ」生きている人

考え方が「まっすぐ」な人がいます

 

いや、それもそれぞれの主観でしょう

 

人それぞれの相対的な価値基準に過ぎません

 

なので

「まっすぐ」という言葉を前にした時

我々は考えなければいけないのです

 

それは「何に対して」まっすぐなのか?

ということを・・

 

 

あれ?

結局小難しい感じになってきてしまった・・

 

それにしても凄い風雨・・・

 

台風ですもんね

 

今日は寄り道せずに「まっすぐ」帰ろうっと・・

 

府中でクレーンゲームして

分倍河原でラーメン食べて

谷保のセブンイレブンでアイス買って・・・

 

私なりの「まっすぐ」を実践しようと思います

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!