こんにちは
内藤です
今週のレッスンテーマはスライスサーブ
キレを出したり
コントロールを良くしたり
使いこなすのは難しいですが
スライスサーブを打つ
ということだけで言えば
スピンサーブやフラットサーブよりも簡単なんです
ちょっとトスを右目にして
何となく体を回してスイーンと振れば
スライスにはなりますからね
まあ、そんな感じでいいわけです
あとは微調整や
その精度を上げていけばいいんです
どれくらいターンするか
どれくらい回転をかけるか
それだけです
それだけ
と言ってもそれが大変なのですが・・・
レッスンでもそんな感じのことを言っていると
何人かの生徒さんが言ってきたんです
スライスサーブもプロネーションを使ってするんですよね？
って
そうですね
ちょっと文章では説明しづらいのですが
ボールに横回転を強烈にかけるのであれば
ボールの外を巻くようにスイングするより
ボールの右端を切るようにスイングした方がいいわけです
どういうことかと言うとね
例えば
地球儀を高速で横回転させろ
と言われたら
外側（右側）を巻くようにこすらないですよね
それでも回るけど
より高速で回転させるなら
右端の方を外に向かって弾くようにパンパンッとしますよね
そういう感じです
スライスサーブでも
サーブの速度
回転量
どちらとも上げるためには
スイングスピードを上げないといけません
腕は思い切りスイングすると
プロネーション（前腕の回内運動）を誘発するので
ボールの右端を切るように外に振り抜けば
理想的なスライスサーブがいくわけです
理論的には・・・
理想を言えば・・・
うん、そうなんです
そうではあるのですが
そんなことね
我々凡人には到底成し得ないスキルです
結構練習すれば出来るようになりますよ
っていう次元ではない
途方もないスキルです
そんな途方もないことをしているのがトッププロです
トッププロだから成し得ている
プロの技なんです
そこをきちんと認識しないといけません
我々凡人が手を出してはいけない領域なんです
いや、それでも頑張れば・・・
そんな容易なことではないんです
プロの技
だとまだ届く気がするのでしょうか
言い方を変えれば職人技です
何の世界でも職人技というものがありますが
それを身に付けるのってどんなイメージですか
何年、何十年も毎日毎日繰り返し鍛錬して
初めて身に付けることの出来る感覚的な技
それが職人技でしょう
素人が理屈を知って
何となく頑張ってみたところで身に付くはずもない
そんなに生半可なものではない
ということです
ここの認識が甘くなる
というかズレがある
というか甘えが見えるんです
プロ「だから」出来ていること
にフォーカスしたがって
プロ「でさえ」していること
には目を向けない
プロだから出来ている技
というのは最後の最後の部分
手の感覚やラケットワーク
言い換えるとね
楽な部分が多いんです
一般の方はね
とかくそこへ逃げがちなんです
そして残念なことにね
そこに逃げている自分に気付いていない
プロ「でさえ」していること
構える
声を出す
リズムを取る
そういう基本的な部分は面倒で大変なので
知らずのうちに見て見ぬふり
手を抜いているわけです
それでいて
プロはこうしているから
などと恥ずかしげもなく口にする
今回のサーブもそう
プロネーションを使って・・・
そんなことより
左足を決めろよ
打つ前のバランスを考えろよ
体が流れないようにしろよ
もっとやるべきことが他にあるだろろうが
って思うんです
というかはっきり言いますけどね
我々凡人が気にするのはそこじゃない
素人のあなたがやるべきことは
まずサーブ練習をきちんとすること
ろくにトスも安定していないのに
多くを語るんじゃないよ
って
いい時代になりました
プロがどういう感覚で
どういう技をしているか
動画などでインスタントに情報が得られるんです
しかもそのプロ本人から
そういう知識を得ることは大事なこと
有意義なことです
しかし一方で
多くの情報に振り回されるリスクもあります
情報として知ってはいるが
自分がすべきこととそうではないこと
その取捨選択が必要になります
これはなかなか難しいものです
テニスに関してはね
お答え出来ることが多いので
何かあれば聞いてください
気が向いたらお答えします・・・
テニス以外のことは
このブログのコメントにでも書いてください
ほんと・・
誰か何かコメントしてください
何かしらネタが・・・
よろしくお願いしまーす
それではまた
頑張ろう日本！
