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2秒後の世界

こんにちは

内藤です

 

昨日の八王子レッスンで

「あー、そういうことね」

ということがあったんです

 

何かというとね・・

 

 

八王子校って

コート後ろのフェンスでボールが跳ね返るんです

 

そのボールがお客様の足元にいくことが・・

 

危ないので声を掛けるのですが

お客様もいつものことなので声を掛けてくれるんです

 

 

昨日もあったのです

 

横のコートから来たボールがフェンスに当たって

お客様の足元の方にコロコロと・・・

 

私は声を掛けたのです

 

「○○さん!足元ケア!ちょうど真下です!」

 

その私の声掛けと同時に

ベンチのお客様も声を掛けました

 

「危ないよ!後ろ!」

 

って

 

 

するとね

 

私よりベンチの方が近かったので

そちらの声の方に反応したんです

 

ボールが転がって来ているそのお客様が

後ろを見たんです

 

 

「えっ?ん?」

 

その人の後ろにボールはなかった・・

 

 

すでにボールは

その人の足元

ちょうど真下に来ていたんです

 

 

そういうことです

 

皆さんね

時間を勘定に入れていないことが多々ある

 

昨日の例でも

 

声を掛けてその人が反応するまでの時間に

ボールはその人の足元に到達するんです

 

それを計算に入れて

「足元!真下ケアです!」

 

これが正解

 

 

それをね

 

声を掛ける時点で後ろにあるからといって

「後ろ!ケア!」

 

そう言うと

振り向いた時にはすでにボールはいない

ということになります

 

 

ボールの速度や

その人の反応速度にもよるので

それも勘定に入れないといけません

 

 

今、目の前で起こっている出来事に対する行動を

その瞬間のまま判断してしまう

 

これではいけません

 

 

こうしよう

と考えて

決断して

そして行動に移す

その行動自体にも時間がかかる

 

合計すると

結構な時間が経過するんです

 

その時間で

すでに事態は変わっている

 

そこに関わっている人の感情も変化している

 

初めの「こうしよう」と考える時点で

その時間軸を勘定に入れておかないといけません

 

 

テニスのプレーでも随所にあるんです

 

 

キタ!チャンスボール!

 

前衛の足元に・・

 

おりゃー!

 

 

あれっ?

あっさりワンバウンドで返された・・

 

そりゃそうです

 

あなたが打つ前と

打つ瞬間と

打った後で

 

その時間で

相手のポジションは変わるわけです

 

考慮しなさいよ

ということです

 

 

ショットでもあります

 

スマッシュが分かり易いですね

 

ラケットの根元

振動止め付近でヒットするアホがいるじゃないですか

 

そうなんです

 

あれはアホなんです

 

ロブが来てね

 

打点辺りにボールが来た時に

「よし!今だ!」

って打ちに行くんです

 

いやいやいや

 

スマッシュのスイングって

結構、時間掛かりますからね

 

そしてボールは結構な速度で落下していますから

 

絶対間に合わないですよね

 

それで案の定、根元で捕らえて

ピューンってアウトしているんです

 

それでね

 

あー、体開いたー!

とか

振り過ぎたー!

とか

意味不明なことを言っている

 

いや、違います

 

アホなだけです

 

時間という概念がない

 

極めて平たんに物事を見ている浅い思考の持ち主なだけです

 

 

テニスに限らずスポーツは何でもそう

 

というか

運転でも仕事でも

人間関係でもそうでしょう

 

今、起こっている出来事にフォーカスして事を起こすと

見当外れになる場合が多々あります

 

その出来事に対する対応策

 

事を起こすのは2日後になる

 

その2日で事態はどう変わるか

 

その人の感情はどう変わるか

 

その場合

自分が2日後に起こす行動のテンションはどうか

 

その時に必要な物は何か

 

 

そういう時間軸をも考慮した多次元的な発想が必要になりますね

 

本当にね

テニスではそういうケースがよくあるので

時間を勘定に入れるように気を付けましょう

 

 

あ、もうこんな時間・・・

 

レッスン行ってくるか

 

今はコーラなんて飲みたくないけど

レッスン後に飲みたくなるだろうから

冷凍庫で冷やしておこうっと・・

 

偉いなー俺って・・・

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!