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フルボッコ

こんにちは

内藤です

 

昨日

アカデミークラスとジュニアSクラスの合同レッスンをしたんです

 

アカデミーは選手クラス

ジュニアSはまだまだこれからの子たち

 

やはり結構なレベル差があるんです

 

それでもね

お互いにとって有意義なので

隔週で合同レッスンをしているんです

 

 

ジュニアSの子たちにとっては

単純明快

 

自分より上の選手と練習が出来るので

喰らいつくだけでレベルアップするんです

 

簡単な話です

 

頑張ればいいだけです

 

上手い人たちと一緒に出来る!

やったー!

って目を輝かせて取り組めばいいだけなのです

 

 

でもね

どうやらこれが難しいみたいです

 

ジュニアSの子たちも一応テニス選手ですから

 

負けると

くそー!と思うわけです

 

アカデミーにボコボコにされていると

そのうちにね

くそー!!

から

もうだめだ・・

に変わってしまうんです

 

もういやだ

ってなりそうな子もいるんです

 

 

だからね

レッスンの最後に聞いたんです

 

自分より上手い人と練習したい?

って

 

すると

全員が目を輝かせて頷いたんです

 

 

それはそうでしょうね

 

皆さんもそうだと思います

 

それならね

許容しなければならないんです

 

ボッコボコにされることを

 

 

当たり前です

 

自分より上手い人と練習をすれば

当然ボコボコにされる

 

だからこそ自分のレベルが上がるんです

 

 

上手い人と練習がしたい

でもボコボコにされるのは嫌だ

 

これは理屈が通りません

 

 

ボコボコにされることさえ楽しんで

少しでも喰らいつこうとしなければなりません

 

負けても仕方ない

負けてもいいや

などと逃げ口実をしていては練習の意味がありません

 

やるからには勝つんだ

その意気込みは必要

 

でもボコボコにされることも許容する

 

ボコボコにされることでレベルが上がる自分を楽しむ

 

そんな気持ち

そんな考え方も必要ということです

 

 

私はコーチなので

選手が大会に出場した時にね

 

負けて来い

と思うんです

 

そりゃそうですよね

 

選手のレベルアップを一番に考えていますから

 

その選手より強い奴らの中で揉まれて欲しい

最終的にボコボコにされて欲しい

と思っているんです

 

当然ね

勝つことから学ぶことの方が多いので

決勝とかベスト4くらいまでは残って欲しいです

 

圧勝の中で色々トライしたり

緊迫した接戦をものにしたり

色々な経験を積んで

 

最終的にはね

決勝で1-6で負けるくらいの強い奴と戦って欲しい

と思っているのです

 

 

優勝しました

決勝は6-2でした

 

そう報告されるとね

 

まあ、良かったね

とは思いますが

 

コーチとしては

ちょっと残念

相手の子の方がいい経験になったな

と思うんです

 

 

まあ、そりゃ選手はね

何のどんな大会でも優勝したいだろうし

そうあるべきだと思います

 

選手自身は

決勝で負けたからと言って

いやー、いい経験になった

などと甘いことを言うべきではありません

 

くっそー!

次は絶対勝ってやる!

と強く前を向くべきです

 

そう思うことで

その負け試合がポジティブな経験となる

 

レベルアップの糧になるわけですからね

 

 

これもなかなか難しいものです

 

強くなるために

自分より上の人とプレーをする

 

確かにその視点は必要

 

誰もが考えることです

 

でもみんな考えが抜け落ちるんです

 

自分より強い人とプレーしたら

当然ボコボコにされる

ということを

 

ボコボコにされるのは当たり前なのに

変に悩んだり落ち込んだり

考え過ぎてプレーがおかしくなる場合もあります

 

強い人とする時は

ただ頑張ればいいんです

 

目を輝かせて

何度でも喰らいつけばいいだけです

 

そして

その強い人のプレーを目に焼き付ければいいんです

 

 

選手としての自負や自覚

 

これは大事ですが

時として成長の足かせとなるので気を付けたいものですね

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!