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ターニングポイント

こんにちは

内藤です

 

日曜日にね

 

来年度のジュニア選抜クラスのメンバーを発表したんです

 

小学新2~4年生

 

何名か応募があったのですが

クラスのキャパシティの問題で

4名に絞る必要があったんです

 

技術はもちろん、やる気や学年

色々考慮に入れて選考しました

 

当然ですが

何名か落とすことになるわけです

 

選考を終えた時にはね

 

私の中で

すでに確固たる信念があるわけなので

 

何名かの子を落とすことに何のためらいもありません

 

あっては失礼ですから

 

本気で考えて

本気で落とすわけです

 

お前には無理だ

もっと力を付けて来い

 

 

でも、まあね

 

よく青い血が流れていると言われる私でさえね

 

ほんの少しあるんです

 

大丈夫か

かわいそうかな

テニスが嫌にならないかな

 

ふと頭をよぎるのですが

すぐに消し去るわけです

 

いや、大丈夫

 

そんなことを考えては失礼だ

 

そもそもここで落とされてへこむような奴なら応募などしないだろう

 

私に堂々と「ジュニアSに行きたいです」

と言ってきたあいつらを信じなくてどうするんだ

 

そう自分に言い聞かせていたのですが・・

 

 

本当にそうでしたよ

 

杞憂でした

 

今回の選考で選ばなかった子がね

 

レッスンに来ていたんです

 

落ちた、というショックはあったでしょう

 

子供からしたら

なかなかのショックかもしれません

 

どんな思い

どんな感じなのだろうか

 

そう思ってクラブハウスに居たら

 

 

「内藤コーチこんにちは!」

 

 

これまで通り

 

いや、いやいや

 

これまで以上の声で

これまでよりも

私に突き刺さるような

決意のこもった声で

挨拶をしてきたのです

 

 

声をかけようと思っていたんです

 

何ならね

説明というか釈明というか

 

落とした理由などを言ってあげるべきかと考えていたんです

 

 

失礼なことをしました

 

必要のないくらい強いんです

 

必要のないくらい私を信頼してくれているんです

 

 

咄嗟の思いでした

 

刹那の判断で返しました

 

「おー!こんにちは!」

 

その言葉に思いを乗せました

 

お前にはまだ無理だ

もっと力を付けろ

 

 

その子はね

 

チラッと私の目を見て

眼光鋭く私の目を一瞬で長い時間見つめて

去っていきました

 

 

わかりました

やってやりますよ

 

その鋭い目は

力強くそう言っていました

 

 

子供は本当に強いものです

 

今回の選考に落ちた

その経験をもプラスのエネルギーに変えて

前に進もうとしています

 

これは全力を以って応えなければいけません

 

私の持て得る全力で応えるのが礼儀でしょう

 

 

これからも私は確固たる信念を持って

そして

子供たちを信頼して

リスペクトして

ためらいなく落とします

 

そして全力で引っ張り上げます

 

あいつらはあいつらで

全力でもがいてくれるでしょう

 

力を付けてくれるに違いありません

 

今回のことで

そう確信することが出来ました

 

 

そうなるためには

内藤コーチがそう判断したのならそうなのだろう

よーっし!じゃあもっとやってやろう!

 

そう思ってもらえるように

日々精進しなければ

と改めて身が引き締まる思いになりました

 

 

私たちも

子供を見習って

とにかく前への歩みを止めないようにしたいものですね

 

それではまた

 

頑張ろう日本!