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何を真似る?

こんにちは

内藤です

 

学ぶより真似よ

 

よく言われることです

 

それはその通りですね

 

学ぶということ

教わるということ

 

それは本質的には真似ることに他なりません

 

言語の習得にしろ技能の習得にしろ

何かを身に付けるということ

 

それは

完全に真似をすることが出来るようになった

という状態になることです

 

「創造」は真似ることからは得られませんが

 

「成長」は真似ることからしか得られないものです

 

 

テニスもそう

 

理論や理屈をとやかく並べるのではなく

とりあえず真似ればいいわけです

 

上手い人の真似をする

コーチの真似をする

そして

プロの真似をする

 

それが上達への近道であり

唯一の道です

 

 

しかし

気を付けなければならないことがあります

 

特にプロの真似をする時です

 

皆さんね

プロの「試合」を見て

そのショットの真似をしてしまう

 

 

一度冷静になって考えてみましょう

 

プロが万全の態勢でフォアを打つとどうでしょうか

 

とんでもないショットでしょう

 

相手がプロでもまともに返球出来ないでしょう

 

これはテニスに限らずだと思いますが

プロ対プロ

その戦いにおいては

 

相手を万全にさせないこと

が重要になりますよね

 

男子シングルスのラリーの場合

 

ほとんどのショットが万全の態勢ではないショット

その応酬です

 

万全の態勢ではない状態で

さらに相手を万全にはさせないショットを打つ

 

 

要するに

「試合」を見ている時

 

我々が目にしているほとんどが

万全ではないショット

少し崩れたスイング

やや無理のあるスイング

だということです

 

 

ということはですよ

 

そのスイングを真似しても

あまり有益ではないですよね

 

プロのフィジカルとスキル

それによって成り立っている「試合中」のスイング

 

それを真似しても

我々アマチュアはむしろスイングを崩すことになります

 

そもそも

崩れたスイングなのですから

真似をする対象として間違っている

ということです

 

 

では何を真似すればいいか

 

プロの「練習」でのスイング

 

プラクティスで普通にラリーをしている時のスイング

 

これを真似すればいいわけです

 

今は現地に行かなくてもね

 

ユーチューブに動画が上がっていますから

 

私のお勧めは

ティームのフォアです

 

試合中は

派手な感じ(下手すると雑な感じ)で打っていますが

プラクティスはめっちゃ基本通りです

 

両足をペタッと付けて

左手を添えてフィニッシュ

 

あれがティームのフォアです

 

真似をするならあのフォアです

 

 

試合中のプロの動作で真似をして欲しいものもあります

 

スイング以外の部分

 

構えやリズム

打った後のバランス

スプリットステップ

 

プレーの核となる部分を

真似するようにしましょう

 

 

学ぶより真似よ

 

非常に大事な視点ですが

 

真似る対象を間違ってしまっては

成長が見込めません

 

ただ雰囲気で闇雲に真似をしないように気を付けましょう

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!