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自負

こんにちは

内藤です

 

日曜日にね

ジュニア1 小学生低学年のイベントレッスンをしたのです

 

と言っても

前年度のジュニア1

 

サンライズは先週から新年度がスタートしていたので

すでにジュニア1ではない子もイベントに参加したんです

 

ジュニア1としてのラストレッスンでした

 

 

そんなラストに限って・・

雨が・・・

 

ザーザー降りではないとはいえ・・

ちょっとテニスするのは・・・

 

と思っていたら

 

「やるやるー!」

「絶対出来るー!!」

「お願いコーチ!最後だから!」

 

大騒ぎする子供たち・・

 

「よぉーっし!じゃあやるかー!」

などと場の流れで簡単に決断をする私ではありません

 

最後だろうが何だろうが

この雨に対してレッスンが出来るかどうか

それを機械的かつ合理的に判断するだけです

 

私が下した決断は

ノー

 

 

「いやー無理やね」

 

 

「えーーーー!!!」

 

 

と言われても無理なものは無理

お前らだけを特別扱い出来ません

ということ

 

ただ・・

少しはテニスが出来そうなので

ポイント練習だけさせたんです

 

ほぼ自主練ね

 

私は一応コート内にいましたが

ほとんど何もしていません

 

ボール拾いをしたり

たまーに声をかけたり

ちょっと盛り上げたり発破をかけたり

 

 

するとね

 

思いもかけないことになったんです

 

ただ2面でポイント練習

 

2ポイント先取で回していただけの練習が

完璧な

完全な

理想的なレッスンの光景になったんです

 

もうこれはね

あの子たちの熱意とかやる気とか

溢れ出る思いがそうさせたのでしょう

 

 

最高の雰囲気でテニスをしている

 

11名全員が自分を発揮している

 

自分の持てる力を全て出して

そしてさらにトライもしている

 

元気が無くなりそうになっても

私がちょっと声をかけるだけで

また猛然と動き出す

 

何のアドバイスも

何の注意もいらない

 

私はただ見守ればいいだけ

 

そしてあの子たちは

そんな中でイキイキとプレーするだけです

 

 

気付いたらね

1時間以上もやっていました

 

途中、何度か雨が強くなったのですが

パッと止められませんでした

 

私も未熟です

 

雨の判断に私情をはさむなど管理者失格です

 

でも

あいつらのあの姿を見てしまうと

管理者よりもテニス人としての思いが勝ってしまいますね

 

まあ、今回はそれでよかったとします

 

 

それにしてもよく頑張ってたなあいつら・・

 

今年度はみんな違うクラスの子たちなんです

 

11名中

4名がジュニアSという選抜クラス

2名がジュニア2

5名がジュニア1

 

だからでしょうね

 

だから気合の入り方が違ったのでしょう

 

先週1週間しただけです

2、3レッスン受けただけです

 

それでも違うんです

 

もはや自負がある

 

俺はジュニアSだ

私はジュニア2だ

今ジュニア1を背負ってるのは僕だ

 

そんな思いが感じられるんです

 

 

まあ、自然とそうなりますけどね

 

ジュニアSは周りがみんな上手くなって

横のコートではアカデミーが練習している

 

全然雰囲気が違うわけです

 

しかも周りの子はみんな外の試合

外の世界を見ている子たち

 

ちょっと気を抜けば置いていかれますからね

 

 

ジュニア2の子も大変

 

先々週まではジュニア1で上手い方だったのに

いきなり下っ端になるんです

 

それは学年も実力でも

 

ジュニア1で決まっていたボールが

上級生にとっては打ちごろ

 

とんでもないボールでラケットを吹っ飛ばされる

 

プレー以外の時くらいはゆっくりしようと思っても

私がそれを許さない

 

下っ端のくせに先輩にボール拾わせるなよ

と注意をされる

 

もう大変なわけです

 

 

ジュニア1に残った子もです

 

3年生が抜けたことで

自分たちが引っ張る立場になる

 

これも私が公にそう宣言しますからね

 

これからはお前たちが責任を持って

ジュニア1の場を引き締めるように

 

これまた大変です

 

 

だからです

 

だからそれぞれの子に確固たる自負が生まれる

 

そしてそれが力に変わる

 

素晴らしいことです

 

それぞれが組織の中で

それぞれの立場を全うすることで

大きく成長している

 

そして

それぞれの立場で切磋琢磨している

 

楽しみでしかありません

 

 

今後ね

1年後、2年後

それぞれがそれぞれの道で成長して

またお互いのテニスをぶつけ合うことが出来れば

これほど楽しみなことはないですね

 

私もあの子たちに負けないように

私の立場を全うしようと思います

 

それではまた

 

頑張ろう日本!