こんにちは
内藤です
突然ですが皆さん・・
ニューヨークへ行きたいかー!!
えっ?
コロナが心配だしそうでもないって?
いやいや
そういうことじゃなくて・・・
懐かしいでしょ?
アメリカ横断ウルトラクイズ
よく見ていました
あっ、でね
ウルトラクイズは関係なくて
例えばね
ニューヨークに行く
みんなで
ニューヨークまで競争
誰が一番早くニューヨークに辿り着くか
という勝負をした時にね
ニューヨークはあっちの方角だ!
よぉっし!!ダッシュだー!!
って走り出したりしないですよね
そんな人がいたとしても
えっ?どうしたんあいつ?大丈夫?
走って行く気?太平洋渡る気?
そう思うだけで
焦ったりもしないですよね
すぐに行動を起こすべきですが
ニューヨークに向かって走り出すことなどはせず
ネットで飛行機を調べる
空港までの手段を調べる
身支度もしてお金やカードも準備する
そういうことですよね
そりゃね
ニューヨークに向かって走り出せば
初めのうちはトップに立てます
飛行機が翌日にしかない
コロナの検査で2週間後にしか搭乗出来ない
お金がなくて1ヶ月バイトしないといけない
仮に周りがそういう状況になれば
結構引き離せるかもしれません
太平洋上のヨットの上
リードを300kmまで拡げられるかもしれません
でも・・
東京-ニューヨーク間
10,864kmありますからね・・
いくらリードを拡げていたとしても
バイトをしていた人にすら
1ヶ月後に飛行機で一瞬で抜かれてしまいます
当たり前の話です
どこかを目指すとき
ただ単純にそこに向かって走り出す
物理的な距離は縮められますが
最終的な目的達成のための最適な手段ではない場合があります
その目的地が遠ければ遠いほど
慌てて走り出す
などという短絡的なことはせず
まずは考える
情報を取集する
そして最適な計画のもと
最適な行動を取る
そういうことです
分かり切っていることなんです
でもこれがね
単なる場所の話ではなく
人生の話
勉強の目標
仕事の目標
テニスの目標
こういうターゲットになった場合
やはり人はどうしても焦ってしまうものです
そんな話をジュニアにしたんです
君たちが今、目の前の試合
これを勝つためにはオープンスタンスで返球した方がいい
浅いボールはスライスで返した方がいい
でも自分はそうじゃない
自分の目標はもっと先にある
外の大会で優勝するんだ
全日本ジュニアに出るんだ
もしそう思っているのなら
そういう遠くの目標を目指しているのなら
今、すべきことは
オープンスタンスで返球することでも
スライスを器用に使うことでもない
ただしっかり打つこと
どんなボールが来ようとも
ごまかしの技術を使わずにしっかり打つこと
それを忘れてはいけない
と諭したんです
ついやってしまいますから
目先の試合に勝つ
周りの人より先んじる
手っ取り早いのは
小器用な技術を駆使することです
ちょっと練習すれば誰でも出来るし
まあ、見栄えも良く出来ますからね
でもね
そんなことをして
ただほんの一時
周りより頭一つ抜き出てもね
1年後
2年後
あっさりと抜き去られてしまうでしょう
今、基本を愚直に行っている者に
遠いターゲットに対して
慌てて目先の勝ちを拾いにいく者
ニューヨークに向かって走り出す人です
遠いターゲットを見据えて
慌てずに今すべきことを地に足を付けてする者
ニューヨークに行くために
情報を収集する人
飛行機の予約をする人
バイトをしてお金を工面する人です
前述しましたが
目的地が遠ければ遠いほど
まずはその場でしっかりとすべきことがある
というものです
周りが走り出していても
慌てなくてもいい
しっかりやるべきことをしていれば
飛行機でビューンと飛べる時が訪れます
そんなイメージを持って
テニスなり
勉強なり
仕事なりに取り組むことが
非常に大事なこと
人生における指針になり得ることだと思います
たとえその道半ばで果てようとも
目的地に辿り着くことが出来なくとも
悔いのない時間に成り得るのだと思います
まあ、難しいですけどね
状況によっては
10年後の100万円より
今この時の1万円を優先すべき場合もありますからね
ただ
はるか遠いけれども
はっきりと明確な目標があるのならば
慌てずじっくり
先を見据えた行動をしたいものですね
それではまた
頑張ろう日本!