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メルマガ『reborn』バックナンバー

オリジン

こんにちは

内藤です

 

調べました?

 

前回の蕎麦の話

最後に書いた「テニス」の語源

 

ちょっと気になったら調べますよね

 

今はスマホでさくっと調べられるし・・

 

えっ?

そもそも気にならなかった?

 

じゃあテニスは辞めましょう

スクールを退会して頂いても構いません

 

自分がしていることのその由来や歴史

 

何にも気にならない程度の知的好奇心しかないようでは

到底テニスが上手くなることなどありません

 

フォアの打ち方なんかより

まず知っておくべき事項です

 

まあ、こんなブログを読むなんて人は

当然調べたはず

というより、そもそも知っていたことでしょう

 

「テニス」

 

その語源はフランス語

 

tenir(トゥニール)「掴む」の命令形

tenez(トゥネ)「掴め、取れ、飛び付け」

に由来しているんです

 

命令形ですからね

 

意地でも何とかして取れよ

絶対に返球しろよ

っちゅうことです

 

それがテニスの本質なのです

 

そうなんです

 

「打て」ではない

発信ではないんです

 

「掴め」「取れ」

 

テニスはその語源からも分かるように

「受信」のスポーツなんです

 

受信の能力を競い合うのがその本流なんです

 

皆さんも勘違いしている方が多いのではありませんか

 

いかにいいボールを打つか

 

そんなことを考えていては

「テニス」のレベルは上がりません

 

というより

それは「テニス」ではない

 

いかにいいボールを受けきるか

上手く返球するか

 

その受信の姿勢こそが

「テニス」をするということに他ならない

 

受信のレベルがそのままテニスのレベル

 

受信にこそテニスの本当の楽しさ

奥深さ、醍醐味があるんです

 

 

よくする話があるんです

 

ここに二人のジュニア選手がいます

 

プロのショットを間近に見たとき

 

一人のジュニアは

「うわぁすげぇ!どうやったらあんなボール打てるんだろう」

そう目を輝かせます

 

もう一人のジュニアは

「うぉーすごっ!どうすればあのボールを返せるだろう」

そう目を輝かせる

 

どちらの子も上達すると思いますが

最終的にどちらの子が強くなるでしょうか

 

そうです

後者のジュニアです

 

発信側に思いを向けるより

受信側を考える

 

テニスの本質が見えている子なんです

 

やはりそういう子は強くなる

 

受信の力を磨くことで

発信力は自ずとレベルアップしていくものです

 

バランスのいい強い選手になるんです

 

発信側の選手はね

 

やはりショット研究家

テニス評論家

テニスを語る側になってしまうことが多いです

 

 

テニスの語源を知ることで

テニスの本質が見えてくる

 

こういうことは何にでもあります

 

テニスのショットでもありますからね

 

今期のテーマのスライス

 

薄く切るということですね

 

イメージとしては

魚の切り身を刺身にするときの包丁捌き

 

スパンって速く切らないですよね

 

キャベツの千切りはトントントンって速くカットしますが

それはカットです

 

スライスはゆっくり

 

包丁を外側から内側に

刃の根元から先に向かってスゥーっと入れていく

手首は使わない

 

そのままのイメージでOKなんです

 

「スライス」としっかり意識して

職人の包丁捌きをイメージすれば上手く出来るんです

 

逆回転をかけようとする必要もありません

 

もし逆回転をかけるショットなら

アンダースピンっていう名前になっています

 

そうではない

 

名前を意識しさえすれば

逆回転をかけようとするなよ

という明確な意図が見えるわけです

 

そういうのが結構あるんです

 

以前にも書いたことがあるので

こちらも読んでおいてくださいね

 

「君の名は」

 

 

その物事の語源、由来、歴史

それを知ることから物事の本質が見えてくる

いや

それを知ることでしか

その物事の本質を知ることなど出来ないということです

 

何事においても意識したいものです

 

それではまた

 

頑張ろう日本!