こんにちは
内藤です
日曜日のジュニア選手コース
に限らずなのですが
ジュニアによくする話があるんです
試合に勝つために何をすべきか
テニスのレベルアップのために何をすべきか
まあ、答えは明確
何のひっかけ問題でもありません
すべきことは
練習です
練習をして
テニスが上手くなればいいんです
ただそれだけなのですが
ちょっとした落とし穴があったりします
テニスが上手くなる
このイメージに誤解がある
これはジュニアの子も
大人もそうです
皆さんがイメージする
テニスが上手くなる
というのは
「上手いこと」テニスをするというもの
スピンやスライスを駆使する
足をスライドさせてオープンスタンスで返球
ショートバウンドでタタンと返球
ヒョイっとドロップショット
その他あれやこれや
色々なテクニックを思い通り操る
そんなイメージだと思うんです
でも
それは違う
それはテニスが上手い
とは言えない
やはり
「上手いこと」テニスをプレーしているだけ
上っ面のテクニックに過ぎない
本物の技術
本当にテニスが上手くなる
というのは
どんなボールをも
ただ基本通り普通に打つ
ということ
サイドに強烈なボールが来ても
サッと動いて
両足を決めて
バランスよくスターンと打つ
浅いスライスが来ても
サッと動いて
両足を決めて
バランスよくスターンと打つ
深いループボールが来ても
サッと動いて
両足を決めて
バランスよくスターンと打つ
ただそれだけ
ただそれだけをするのが
最高の技術
そして
最強のプレーなんです
そしてそれは
最も難しいプレーでもあるわけです
じゃあどうすれば
どんなボールが来ても
普通にしっかり打てるようになるか
練習あるのみです
練習で上っ面の妙な技術を使うことなく
ただひたすら基本通り打ちにかかる
そうすることで
それを毎日繰り返すことで
能力が上がってきます
そうです
練習ですべきこと
目指すべきことは
自分の能力を上げること
上手いことテニスをすることなどではないのです
言い換えると
テニスが上手くなるために練習するのではなく
能力を上げるために練習をする
というイメージです
自分の能力を上げて
普通に打てるエリアを広げていく
普通に打てる対応能力を上げていく
ということです
普通に打つためには
相手を見て一歩目を早く
動き方もバランスよく
打点とタイミングを完璧に合わせる
相当なスキルが求められます
そこのレベルを上げていくんです
それが
本当の意味での
テニスが上手くなる
ということなんです
ただしね
まあ、我々大人はね・・
能力を上げると言っても限界がありますから・・
上っ面の技術を磨いて
上手いことプレーすることで
勝ちを拾っていく
そんな戦い方も身に付けた方がいいでしょうね・・
何事も本物になるのは大変です
並大抵の努力では身に付かない
だからこそ
やりがいがあるというものです
ジュニアの子には
その大いなる可能性をもって
本物への道を進んで欲しいものです
それではまた
頑張ろう日本！
