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学ぶべきこと

こんにちは

内藤です

 

以前にも似たようなことを書きましたが今一度

テニススクールとは何ぞや、という話

 

ジュニアにも一般の方にもたまに話をするのですが

テニススクールってね

テニスのスクール

テニスを教わるところなんです

 

はっ?

当たり前でしょ、って思いますよね

 

でもね

大体の人がはき違えているんです

 

例えば小学校

勉強以外にも色々と身に付ける場所ですが

基本的には勉強を教わるところでしょう

 

ここで大事なこと

それは

小学校が「すべき」こと、「すべき」勉強の内容を明示している

国語・算数・理科・社会と明示している

1年生では足し算引き算

2年生では掛け算

3年生で割り算

4年生は分数や図形の面積等々

この学年の時にはこれこれをしなさいよ

ここまでいけば次はこれだよ

そういう風に明示されているんです

 

ここが肝心

 

学校は

「勉強すべきこと」を教えているんです

 

分かりますか?

 

勉強の内容

足し算の仕方や面積の公式

これを教えているわけではない

 

今のうちには

足し算をしといた方がいいよ

面積の求め方を知っといた方がいいよ

ということを教えているんです

 

その求め方など補足に過ぎない

 

何なら塾で教えてもらった方がいいんじゃない

というスタンスなんです

 

ではテニススクール

テニスの学校で教えていること

教えるべきこととは何でしょうか?

 

そうです

 

フォアハンドの打ち方ではない

ボレーの面の向きでもない

サーブのトスの上げ方などでもない

 

そんなことは補足に過ぎない

 

教えるべきことは

明示すべきことは

 

今の君にはこれを練習することが必要だよ

あなたが目指すレベルに行くには、今すべきことはこのショットの練習だよ

その明示です

 

その人にとって何が必要か

今、何を練習しておくべきか

その「すべき」ことを教えるところがテニススクールなんです

 

2年生の男子なら基本通り

フィニッシュは左手を添えること

6年生の女子ならフォアのスピン

ヘッドをボールの外側に入れていくことを覚えること

 

これはほんの一例ですが

そういうことが多々あるわけです

 

その子の特性や目指している場所によっても変わります

同じ学年でも違うことにトライさせます

 

ライジングなのか高い打点なのか

スピンなのかボレーなのか

 

その子に何を「すべき」かを教える

 

これがテニススクールの

コーチの役割です

 

君が今、練習すべきはライジングだよ

 

じゃあ、ライジングはどうやって打つの?

 

それはまあ、自分で練習しときなよって話です

雑誌でもユーチューブでも参考にすればいいわけです

 

私なんかに教わるより上手く出来るようになるでしょう

 

でもね

今の君にはライジングの練習が必要だよ

 

この判断

この明示は

雑誌でもユーチューブでも出来ない

私にしか出来ないことです

 

それがテニススクールの価値なんです

テニスを教わるとはそういうことなんです

 

打ち方ではなく

「すべき」ことを教わる場所なんです

 

なので皆さん

コーチがこれをやってみましょう

と言って来たら必ずやってください

 

いや、必ずやりなさい

 

拒否権などないんです

 

よく分からないから

何か必要なさそうだから

自分の感覚でした方が良さそうだから

 

そんな屁理屈を並べて、すべきことから目を背けていては

いつまでたっても次のステージに進めなくなります

 

何かを教わること

 

それは非常に壮大な営みです

教わっている側には、その全貌は知る由もない

計り知れない世界なのです

 

にもかかわらずね

打ち方の細かいことにのみ執着したり

自分の判断で練習内容を取捨選択したりすることなど笑止千万

 

子供のように素直に

そして謙虚に

学びの場に身を置きたいものですね

 

それではまた

 

頑張ろう日本!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!