こんにちは
内藤です
昨日のジュニアレッスン
小さい女の子が多かったんです
いや、小学生のジュニアの子ですからね
それは皆小さいのですが・・
その学年でも小さい子たち
整列で前から５番目以内の子たちですね
頑張ってしっかり打っていたのですが
何やらバーンって打ち過ぎているんです
ラリー練習なのに
力いっぱい打ってすぐにミスが出ている
そんなに下手な子たちではないんです
一生懸命なんです
何とか強くなりたい
男の子たちにも勝ちたい
そう思って必死に力強く
というよりは力任せに打っている
能力を上げるためにそれも必要ですが
ラリー練習ですからね
バランスよくすることが大切です
なのでアドバイスをしました
端的に
ストレートに
子供たちに真意が伝わるように
圧倒的な熱量でこう言いました
「チビはチビらしくプレーしろよ！」
「リズムとスピードを上げろ！それだけはデカい奴に負けるな！」
何かね
今の世の中って身体的なことを言うとよろしくない
そんな雰囲気がありますよね
それは確かに、バカにするように言うのはよくないですが
ことスポーツに関しては言わないといけませんよね
体を鍛えないといけませんし
体のサイズによって出来ること出来ないこと
プレースタイルも変わってきますからね
体が小さい子ってね
コンプレックスがあるわけです
まあ、大きい子もあるでしょうね
誰でも身体的なことでコンプレックスがあるでしょう
私も男子選手の中では体が小さい
体つきがそもそも線が細いですからね
パワーがなかったんです
それがコンプレックスで筋トレをしまくった時期があります
体重も６、７キロ増えて
全体的にパワーアップしました
でもね
それでテニスのプレーがよくなったかというと・・
むしろ悪くなりました・・
１発のショットは力強くなりましたが
コントロールも悪い
体力がもたない
滑らかに動けない
元々あった柔らかいタッチまで狂い出している
明らかにスピード・キレ・柔らかさが失われました
それはそうでしょうね
自分の本来の体のサイズを超えて
過度に筋力アップしても
私のベストな動きは生まれないでしょう
イチローが似たようなことを言っていましたが
まさにその通りだと思います
人は「ないものねだり」をしてしまいます
小さければ大きくしたい
大きければ小さくしたい
ないと欲しがり
あればあったで邪魔になる
そういう生き物です
元々持っている自分らしさ
その「個性」のメリットに目がいかず
方向性の違う考え方をしてしまうのです
体が小さいことは「らしさ」です
誇るべき「個性」です
チビにはチビのプライドがある
プライドを持つべきです
体のデカい奴には出来ない動きが出来るんです
パワーでは負ける
でもテニスでは負けない
スピード・キレ・タッチ・予測
チビだからこそ出来る戦い方があるんです
そこを突き詰めていく
その能力を上げていく
そんなイメージが必要です
当然、不足している部分を補うトレーニングも必要ですが
本来自分が持っている「らしさ」を育てていく
その視点を持つようにしたいものです
皆さんもとりあえずテニスでね
「自分らしさ」
自分だからこそ出来得るプレーに目を向けてみてください
それではまた
頑張ろう日本！！！！！！！！！！
