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テニスプレイヤー

こんにちは

内藤です

 

昨日のジュニアレッスンで

なかなか感心するシーン

素晴らしいプレーがあったんです

 

ジュニアSクラス

選抜クラスのポイント練習

 

蒼空(そら)VS恭佑

 

ラリーの応酬をしていた、その時

蒼空がバックハンドを打った際に足を取られて転倒

 

完全に転んでいたので起き上がれず・・

 

恭佑はフォアハンドの態勢から

 

スパーン!

 

決まったか?

 

と思いきや

恭佑のショットは転んでいる蒼空の真正面に・・!

 

次の瞬間!

 

何と蒼空が座ったまま上手く面を合わせて返球

 

そして起き上がり

次のショットをストレートにウィナー!!!

 

 

何とまあ器用な・・

 

座ったまま返球して

起き上がった後に、次のボールを落ち着いて決める

 

大したものです

 

ビッグプレーでした

 

 

レッスン終了時に全体で褒めたんです

 

あれは素晴らしいプレーだった

 

いいものを見させてもらったよ

 

それほどにナイスプレー

センスある判断だった

 

恭佑のフォアハンドが

 

 

そうです

私が絶賛したのは恭佑です

 

蒼空もナイスでしたが

それよりも特筆すべきは恭佑のプレー

 

転んでいる蒼空に放ったショットです

 

いや、そりゃあね

オープンスペースに流せば終わりなんです

 

恭佑の技術からしたら

簡単なことだったんです

 

そう、恭佑はわざと蒼空に打ったんです

 

面白がって

転んでいる蒼空めがけて

思い切りではない絶妙のスピードでぶつけにいった

 

そしてそれに蒼空が応えたんです

 

 

ジュニアSのレッスンって

罰があるんです

 

ボールアップするというちょっとしたことですが

みんな気にしているんです

 

ポイント練も勝ちたがっている

 

それなのに

そんな中にもかかわらず

あいつらは遊びやがったんです

 

恭佑はあっさり勝てたんです

 

でもしなかった

 

オープンスペースに流して勝ちを拾う

ことよりも

蒼空とテニスを楽しむことを選択した

 

おら!取ってみろよ!

とぶつけにいったんです

 

思い切り打てば取られないのに

わざわざ少しペースを落としてまで・・

 

 

これぞまさにテニス選手です

 

素人は言うんです

 

何でそんなことするの?

いないところに打てば勝ちじゃん

って

 

いやいや

そうじゃないんですよ

 

まあ、これもバランスが大事ですが

遊ぶところは遊ぶんです

 

本気の試合中もです

 

プロでもしばしば見かけます

 

ショートクロスのやり合い

ストレートに流せばエースなのに

あえてさらに角度を付ける

お互いがそんなことして遊んでいる

 

股抜きショットをされたポイント後に

わざとまたそのシチュエーションにして

再度股抜きをさせる

お互いがわざとそうなるようにプレーしているんです

途中で決めれるボールがあるのに

 

そんな感じのことがあるんです

 

4大大会でもしてるんです

 

これは特に男子

 

だから男子の方が楽しいんです

エンタテイメント性もある

遊びがある

魅せるプレーが飛び出す

 

真剣勝負の中に「テニス」が存在している

 

女子はね・・

まあ、何というか・・・

 

激しく打ち合っているだけというか・・

それはそれで凄いですけど・・・

見ていてもつまんないというか・・・

 

 

だからだと思うんです

 

だから男子の方が強くなる

 

体格の面だけではなく

遊びのあるなし

相手とテニスを楽しんでいるか

 

そこが決定的な差になっていると

レッスンをしていて強く感じるんです

 

 

そんなことを話していたんです

 

遊びなよ

って

 

どんな時でも

コート上で相手と遊ぶことを忘れるな

って

 

真剣にやることは大事です

 

勝ちたいという思いも強く持つべきでしょう

 

ただ

そんな思いが

つい体も考え方も硬くさせることがある

 

柔軟なプレーを身に付けられない要因になることがある

 

結果として本物のテニス選手になれない

ということになるかもしれないのです

 

本物はやはりプレーしているんです

 

その核心に遊びがあるんです

 

真剣に勝つ

ことよりも

夢中に楽しむ

ことを重視しているものなんです

 

 

皆さんも気を付けてください

 

勝ちにだけこだわるあまり

遊びのないプレーになっていませんか?

 

結果として

視野も狭くなり

判断も柔軟に出来なくなり

勝ちから遠ざかる

ということになっているかもしれません

 

 

Let’s play tennis!!

 

 

いつも遊び心を持って

楽しく真剣にプレーしましょう!

 

それではまた!

 

頑張ろう日本!