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真剣勝負

こんにちは

内藤です

 

日曜日

ジュニアの試合を開催したんです

 

毎年恒例

月例試合のマスターズ大会

その出場枠、残り2枠をかけたワイルドカードマッチ

 

今回は残り2枠を11名で競いました

 

一年の中で最もアツい試合です

 

みんなマスターズ大会を目指していますからね

 

一年最後の選ばれた8名による大会

 

上位6枠は年間ランキングで確定させるのですが

残り2枠は全員にチャンスがあるんです

 

6年生はラストチャンス

 

4・5年生はジャンプアップ

一発逆転のチャンスです

 

 

毎年ドラマがあるんです

 

本命視された6年生が

緊張のあまり動けなくなって負けたりするんです

 

今年は・・・

 

途中ね

4年生が6年生に勝つなど

ちょっとした波乱はあったのですが

 

終わってみれば・・

 

ランキング上位の2名

6年生の女の子が出場権を獲得しました

 

順当と言えば順当

 

でも

順当にいかないのが毎年のワイルドカードマッチです

 

 

今回もね

そう簡単にはいかないだろうと思っていました

 

陽菜ちゃんと咲ちゃんが勝ち上がったのですが

 

正直私はね

 

陽菜は勝ったとしても

咲は負けるだろうと思っていました

 

上手な子なのですが

ストロークが崩れやすいんです

 

コーチの視点で冷静にジャッジした場合にね

 

咲の打ち方だと

ニューボールでプレッシャーがかかると

ミスが多くなる

 

そう考えて厳しいだろうと思っていたんです

 

ですが・・・

 

よくもまあ勝ち抜きましたよ

 

緊張で動けていないんです

 

ラケットも振れていない

 

面もブレている

 

入るはずがないんです

 

 

でもね

コートにおさめている

 

何とかねじ込んでいるんです

 

物理的には

運動連鎖上は

どう考えても入らないのに、です

 

 

「気持ち」でしょうか

 

「想い」なのでしょうか

 

 

テニスのショット

スポーツのフォームについて

そういう非科学的なことはね

あまり関係ないとは思うのですが・・

 

そう思わざるを得ないプレーでした

 

 

咲には失礼なことをしました

 

完全に見誤っていました

 

咲の「技術」に対する評価は適切だったが

咲の「想い」に対する評価が出来ていなかった

 

技術に対しても

少し過小評価をしていたかもしれません

 

咲がレッスンで手を抜いているところは見たことがない

 

わざわざ八王子まで来ることもある

 

そんな奴が

プレッシャーで面がブレても

コートを外すようなことはない

 

ギリギリの所で

無意識的にちょっとしたタッチが働いていたのでしょう

 

それこそまさに技術ですからね

 

 

陽菜も咲もよく勝ちました

 

しかしその裏で

頑張ったけど負けてしまった6年生もいます

 

スポーツは残酷です

 

しかし

それもまたスポーツの醍醐味

 

真剣に取り組んでいるからこそ

ヒリつく勝負が出来て

勝ったときの達成感

負けた時の何とも言えない喪失感

これを味わうことが出来る

 

そんなことまでして負けたくない

喪失感を味わうなんて嫌だ

 

という人は真剣を握らなければいいだけです

 

チャンバラごっこで楽しむのもいいと思います

 

でも

それで「生きた」と言えるでしょうかね

 

「やり切った」と充実する日が訪れるでしょうか

 

 

今回負けてしまった子も

再び真剣を握るかどうかの選択はその子次第です

 

もうやーめた

となるかもしれません

 

でもそんなことはないでしょうね

 

光煌も鈴菜も歩も

あいつらならまた真剣の場に戻ってくるでしょう

 

 

次はマスターズ大会です

 

今年はどんな展開が待っているでしょうか

 

いや、どんなドラマを作ってくれるのでしょうか

 

今から楽しみです

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!