こんにちは
内藤です
前回書いた「発見」の話
色々な物や知識、新しい情報を得ることは本当に大切ですね
私たちが生きていくうえで「情報」は欠かせません
テニスでも、何のスポーツでもそうですね
試合で勝とうと思ったら、あらゆる情報を入手しておくべきです
世間には様々な情報が溢れています
もうすでに知っていること
まだ自分が発見していない情報も多く存在しているでしょう
そんな情報の中でね
一番重要な、一番価値のある情報って何でしょうか？
生きていくうえで一番大切な情報
何だと思います？
そう
それは
「自分自身」の情報
紛れもなくこれが一番重要でしょう
自分には何が必要か
自分はどう行動すべきか
社会や自分が属している団体において自分はどういう立ち位置か
生きていくうえでの全ての判断は
自分をいかに理解しているか
自分自身の情報をどれだけ把握しているか
それによって行動の良し悪しが決まってくるのでしょう
テニスでもそうですね
孫子はその兵法をこう説きました
「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」
自分にはどういうショットがあるか
自分のプレーの強みと弱みは何か
試合の緊張した場面でどういうミスが出やすいか
何を意識している時に動きが良くなるか
言い出すときりがありません
その膨大な自分についての情報を、いかに正確に把握しているか
そして相手との兼ね合いの中で
ダブルスではペアとの連携の中で
自分のプレーの選択が決まっていくのです
やはりね
そこが足りていないのです
試合に勝てないタイプの人ってね
自分の情報をきちんと整理出来ていない
そもそもの情報量が少なかったり
ショットについても過小評価したり過大評価したり
自分をまるで理解していない
その状態で試合に臨み
目まぐるしく変化する戦況に挑んでいるのです
絶対に無理でしょう
適切で効果的なプレーの選択など出来る余地がありません
練習ですべきこと
それはプレーの質を上げる
レベルアップをする、ということもありますが
もっと大切なことは
自分の情報を集める
そして正しく把握、整理するということです
何を練習するのかも
その適切な情報によってのみ決まってくるわけですから
自分自身の情報収集
これは非常に大切です
大切ですが
なかなかその発想に至らないのも現実でしょう
そうですね
私たちは幼い時から「自分の外」の情報を覚えさせられ、テストされてきました
そして大人になってもそうです
ありとあらゆる「自分以外」の情報にさらされます
便利な世の中でもあります
スマホさえあれば
世界中の情報を一瞬で得ることが出来るのです
自分以外の情報をかき集め
それに一喜一憂し
それを利用したり
それに踊らされたり
そのように生きているのが実状でしょう
一番大事な
一番価値のあるはずの
自分についての情報
「自分の中」の情報をよく理解する
その視点がごっそり抜け落ちることが多々起こり得るのです
前回書いたdiscover
まだ見ぬ外の世界
それを発見した時の喜びは格別です
色々な世界や知識に触れることは大切なことです
でも
一番大事なこと
それは
自分の中にある不透明なこと
整理しておくべきことについて
自分に問い続ける
自分についての情報を少しでも多く、そして少しでも正確に把握していく
ということに他ならないでしょう
レッスンの時も
新しいことにトライする
ということと
自分のテニスについて理解を深める
という視点も持つようにしてみましょう
ではまた
へばねっ！
