r-7110のブログ

メルマガ『reborn』バックナンバー

非常識

おはようございます
内藤です

第195回のテーマは
「非常識」

私ね
非常識な人が好きなんです

私自身もね
非常識を目指して日々勉強
色々と取り組んでいるんです

何事においても非常識は素晴らしい

非常識であることが
新しい価値を生み出し
大きな光り輝く波を作り出します

テニスもそう
最終的に強いのは
非常識なプレイヤー

その非常識なプレー

これまでの価値観を破壊し
新たなテニス像を創造する


全ての人とは言わないまでも
テニスで上を目指す者なら
非常識を目指すべきだと思うんです

あ、勘違いしないでくださいね

私が言っているのは
字面の通り

非常識

常識に非ず
ということ

無常識ではないですよ

常識が無いというのは頂けない

単なる失礼なアホですからね

テニスでも
常識、セオリーを知らない
というのは弱い
有効な戦術を立てようがないですからね


常識に非ず

この命題の前提

それは常識を完全に把握しているということ

そうですよね

りんごに非ず

これを断言できるのは
りんごを知っている人だけです

りんごがどんなものかを知らない人は
それがりんごではないなんて言い切れないですから


非常識なことが出来る人って
極めて常識的な人間なのです

自分が常識的な人間だからこそ
その常識の意味や意義を理解しているからこそ
要所で常識を外すことが出来る

効果的な常識を外した言動で
常識だけで動いている人
無常識に振る舞っている人
その両方ともをコントロール出来てしまう

テニスの試合がまさにそう

今週のゲーム週

常識のみの人
常識のない人

この2タイプしか見当たらない

だから試合に弱い

そしてまた
見ていてつまらない

セオリーをまだ知らない人

これはまあ、仕方がないですね

今から色々と覚えて
経験を積んでいけばいいわけです


問題はセオリーを知っている側の人

まずね
知っているにもかかわらず
パッとセオリー通りプレー出来ていないケース

これは非常識ではない

自分の意思で常識を外しているのではなく
ただ単なるド忘れ

どちらかというと無常識


そして常識だけでプレーするケース

ここにボールを打ったらこう
ここにボールがある時のポジションはこう
ペアがここにいるので自分はこう

ただひたすら盲目的に
セオリーを意識して
セオリー通り行動する

もはやその人である必要すらありません

機械的に動いているだけですから

セオリーを知って
セオリー通りプレーしている人ってね

自分より打つのが上手い人に
絶対に勝てないんです

セオリー通り動く者同士で対戦すると
どうあがいても打つのが上手い方が勝ちます

セオリーを熟知して
非常識な一手を打ってくる強い相手にはね
なすすべなくボッコボコ
いいカモにされるだけです


自分より格下の相手には
セオリー通りプレーするだけでいいです

何のリスクもなく勝つことが出来ますからね

でも
同等、もしくは格上
と対戦するとき

ボール、コート、人の位置
そんなことだけで構成されるセオリーだけではなく

人の感情
クセ
場の空気感

そういうことを重視する

そして
セオリーを外す

相手のセオリーの裏をかく

こちらのセオリー通りのポジションの裏を取ろうとしてきたロブを
狙い撃ちする

そういう非常識なプレーが出来るかどうかが
勝負の分かれ目になります


状況によっては
センターを空ける時もあります
二人でベタ詰めする時も
ストレートの相手の足元に打ったり
ダブルバックにする時もあります

そういう手を尽くして
着実に勝ちを手繰り寄せていくのです

でもね
初めに書きましたが

効果的な非常識な手を打てるのは
常識を完全に理解している者だけです

テニスのセオリーも
その意味や意義までしっかり理解すること

そして対人性

人はどういう時に
どういう行動を取りやすいか

そこまで把握したうえで
非常識な一手を打ちたいものですね


今日は非常識
目上の人、年上の人にタメ口で話してみましょう
上手く場を読んで
トーンも考えて
勝負してみてください
上手くいけば相手との距離が縮まったり
関係が良くなります
一歩間違えると・・・
まあ、常識的な皆さんなら大丈夫と思いますけどね・・