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飽くなき・・

なかなか簡単には手に入らないものほど欲しくなるものだ
しかし、いったん自分のものとなり
少しばかり時間が経つと
つまらないもののように感じ始める
それが物であっても人間であっても

すでに手に入れて、慣れてしまったから飽きる
けれどもそれは、本当は自分自身に飽きているということだ
手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きる
すなわち、それに対する自分の心が変化しないから飽きるのだ

つまり、自分自身が成長し続けない人ほど飽きやすいことになる

人間として成長し続けている人は、自分が常に変わるのだから、同じものを持ち続けても少しも飽きないのだ


ニーチェ


おはようございます
内藤です

第50回のテーマは
「飽くなき・・」

先週の日曜日、ジュニア2(小学生高学年)の試合を開催したんです
毎月1回開催する試合の年間マスターズ大会
参加資格を得た選手たちが、頑張って戦っていました

どの試合も緊張感ある好ゲームばかり

そんな中、決勝戦に進んだのは
今年夏ごろから一気に調子を上げてきた淑乃ちゃんと
決勝に進むなど誰も予想だにしなかった凛果ちゃん

他に優勝候補はいたんです

去年大会で5年生ながら3位に入った男の子
去年から上位の常連、今年も月例大会では優勝複数回を誇っていた女の子

そんな子たちを破って見事に決勝に進んだのです


この決勝戦に残った二人ね
今年のスタート時点では正直言って下位
主力ではない下手くそ組だったんです

だからこそでしょう

この半年
この一年の
二人のレッスンでの取り組み方は素晴らしい
いや、凄まじいものがありました

自分は下手くそだからという思い
何も余計なプライドなどない
周りの目や評価も気にしないチャレンジ精神溢れる取り組み

それでいてテニスが好きだ
という矜持

目の色が違う
とはまさにこのこと

レッスンをしていて
している私の方が圧倒されました

その純粋さに畏怖さえ感じました

大人のレッスンでそんなこと感じたのは、一度もありませんけどね・・
あ、いえ・・・


この二人から感じたもう一つのこと

それが冒頭
ニーチェの言葉

飽くなき成長

他の子はやはり飽きてしまうんです
基本練習や、レッスンそのものに

特に、すでに上手な子

もう出来ているから
もう手に入れているから


この二人からは
「飽き」を感じないんです

それはやはり彼女たち自身が成長している
彼女たち自身が変化し続けているからでしょう


毎回同じ基本練習

する側に変化がなければ、それは飽きるでしょう


毎回同じ基本練習

する側がその都度、変化している
その練習との関わり方が、相対的に変化しているので、飽きない
いつも新鮮な気持ちで取り組めるのでしょう

そうすれば
上達することさえ容易なのかもしれません

この二人が決勝戦に残った時
私の中でスッと腑に落ちたのが納得できました


飽くなき挑戦
飽くなき成長

自分自身の心持ち次第です


今日は・・
府中にあるラーメン屋の話
のれんが掛かっているんです
『春・夏・冬』って
これはすぐ分かりますよね

どんなラーメンか気になります
今日にでも行ってみようかな・・