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放下著

おはようございます
内藤です

第51回のテーマは
「放下著」

ほうげじゃく と読みます
やはり禅の言葉です

放下
捨てる、手放す


執着

執着を手放しなさい
という教えです

悟りに至りたいからと言って
悟りに執着しているようでは
悟りに至るどころか
いつまでたっても悩みが尽きないよ
という教え

執着やこだわり
というものは
時として人の判断を誤ったものにしたり
成長の妨げになることがあります


テニスの話

ジュニア育成
選手コースの子が
全日本ジュニアに出場するために頑張っています

そのためにはまずは関東ジュニア

関東テニス協会公認大会に出場して、ポイントを溜めなければなりません

自分の属する年齢(例えば14歳)の大会に出て、結果を残せばポイントが多く付きます

でもね
16歳の大会に出た方が、例え早くに負けてもポイントが多くもらえるんです

14歳の部で好成績を収め続けるより
16歳で多く出場した方がポイントが溜まりやすい
その方がハードルが低いんです

もはや何のこっちゃ分かりません

そのシステム自体に問題があるといえば、そうなのですが
そんなことをする意識が分かりません

より強い選手と戦いたい
負けてでも経験を積みたい
チャレンジしたい
と思って上の年齢に出場するのは分かりますが
ポイント稼ぎは、いただけない


全日本ジュニアに出るんだ
という夢、目標が
いつしか執着になっているんです

夢や目標を持つことは大切です

ただ
夢や目標を設定したら
すぐにそれを手放す

そこから意識を放して
その目標達成のために成すべきこと
その本質的なことを考えて行動を起こす

そして一生懸命に日々歩み続ける


全日本ジュニアに出たい

立派な目標です

そのために成すべきこと
本質的に成すべきことは
テニスのレベルを上げる
日々の練習を一生懸命に
そして楽しく努力を積み重ねる

そのうえで
試合に出て結果を残す

そうしていれば
自ずと結果は、ポイントはついてきます


そんな綺麗事・・
なりふり構わずポイントを稼いだ方が・・

そういう子、そういう親はいます

そういう子ほど練習に身が入っていないんです
関東ジュニアには出れても全日本には行けない

本当にそう

そんなポイントなどに執着せずに
伸び伸びとテニスをして
夢を追い続けている子が
最終的には全日本で活躍するんです

これはサンライズでもありましたし
これまでの経験上、本当にそうなんです


放下著

執着やこだわりを持つ者ほど
実は最終的には弱い

夢や目標としてキラキラしているうちは
どんなことがあっても日々成長出来ていたのに

それが
執着に変わった途端に
重苦しくなって停滞を引き起こすんです


何でもそうでしょう

仕事でも
趣味でも
子育て・子供のことでもです

生まれたときは
生まれてきてくれてありがとう
あなたにはたくさんの輝いた未来がある
元気に明るく育つのよ

そう純粋に、子供の幸せを思っていたのが
いつしか執着へと変わり
こうすることがいいことなのよ
と、自分の価値観を子供に押し付け
自分にとって、理想的な子供を作り上げようとするのです


放下著

夢や目標は見据えながらも
執着やこだわりは捨て
軽やかに過ごしたいものです


今日は服を一着処分しよう!
手放すことで、停滞していた思いが軽くなって、前へ進むことが出来ます!