こんにちは
内藤です
なかなかの話題
というか騒ぎというか
問題に発展していますね
全仏オープン女子ダブルス
加藤選手の失格問題
まあ、ちょっと主審の対応に疑問が残りましたよね
グレーゾーン的な事案に対する対応なので
なかなか難しいとは思いますが
だからこそ
毅然と、かつ論理的に処理をしてもらいたかったですね
それが主審やレフェリー、トーナメントディレクターの務めですからね
ちょっと優柔不断で後味の悪い対応だったことは否めないです
しかし！
しかし、ですよ！
事の発端
加藤選手のテニス選手らしからぬ常軌を逸した行為
あれはもっと声を大にして咎めるべきです
このブログでも
何度も何度も書いたことです
（『雨のち晴れ』『恥ずべき業界』『快挙と暴挙』『レッドカード』『しつけ』）
あり得ない暴力行為です
テニス人の我々からすれば
というか
世間一般の人からしても
ちょっと考えられないでしょう
ボールパーソンにラケットでボーンって
ボールをフィードするなんて・・・
しかもダイレクト・・
ネット挟んだ向こう側なので
距離的にも１５ｍくらいあります
いや、ちょっとおかしい奴ですよ
めちゃめちゃ危ないやん
えっ？
目に当たったらどうするつもりなん
あの距離でテニスボールがダイレクトに目に当たったら
とんでもなく危険なんてことは
テニスをしている人
ましてやプロなら当然知っています
もはや未必の故意です
しかもね
ボールパーソンはラケット持っていないんですよ
あり得ないでしょう
ラケットを持っていない相手に
ラケットでボーンってノーバンフィード
向こうは自分に丁寧に手で放って渡してくれているのに・・
何のリスペクトもないんでしょう
私は丁寧に渡されて当たり前
でもあなたたちにはラケットで打つからね
ってことです
絶対しませんもん
レッスンの時も
現役だった頃も
基本的には手で投げて渡すし
ラケットを使う時も
相当そろっと手前で２バウンドする感じで渡しますよ
当たり前です
あんなボーンって打ったことないです
早く渡したい場合は
せめて転がします
（低い弾道だと目に当たる心配はないので）
まあ、それでも普通に打つことなんてありませんが・・
ボールパーソンの子が泣いてしまったのも仕方ありません
そりゃ泣きます
傷付きますよ
ビックリしますよ
横柄な感じに恐怖したと思いますよ
ジュニアのレッスンでもあります
プレー中に転んでボールが直撃
相当痛いでしょう
それでも半泣きで済みます
私も喝を入れます
早く立てよ
血も出てない折れてもない
さっさと次の動きをせんかい！
って
よっしゃっ
って、気合を入れなおしてくれます
それでもね
同じ子がボール集めの時にね
不意にボールが頭とかにポーンって当たったら
すごい泣きじゃくることがあります
そりゃそうでしょう
モードが違うというか何というか
いくら強い選手でも
まだまだジュニアの子です
プレー中は強く振舞えても
プレーから離れた時に受ける仕打ちにはビックリします
悔しさも出ます
心が乱れて涙が止まらなくなることもあります
今回の件で
それくらいで泣くなよ、と
ボールパーソンに非難の矛先が向けられているものもある
ということですが
これは違う
人の感情を全く理解しない暴論です
あとね
わざとじゃないからいいやん
的なもの
これも暴論
以前にも書きましたが
わざとかどうかなど問題にならない
その事象の発生で一発アウトなんです
野球の危険球もわざとじゃなくても退場です
車の事故もわざとじゃなくても違反です
わざとじゃないからＯＫでしょ
なんてことがまかり通ったら
大変な世界になります
とにかく何をどう擁護しようとしても
無理筋なんです
これを擁護する
ということは
この現状の保守
ラケット破壊や危険行為が横行している現状を認める
ということに他ならない
テニスの選手会が今回の失格について
異議申し立てをしたようですね
ほんといつになったら変わるのでしょうか
自浄作用が求められる問題にもかかわらず
中の人間が擁護しているんです
あきれるばかりですが
私もテニス界の人間です
小さな行動だとしても
せめてサンライズの選手やお客様には
本当のスポーツのマナー
周りの人に対するリスペクト
この徹底をしていかなければならないですね
皆さんも気を付けてください
スポーツ界にいると
ついつい強い選手が偉い
その選手の考えが基準になる
そんなことが起こります
俯瞰した視野で
本来の規範を導くようにしたいものです
それではまた
頑張ろう日本！
