r-7110のブログ

メルマガ『reborn』バックナンバー

未熟な技術

こんにちは

内藤です

 

どうも、ご無沙汰しております

 

ちょっちゅね

夏バテとぎっくり腰

さらに偏頭痛と熱中症

そこに何と・・やる気の低下と中二病まで・・

 

一度に襲われたわけです

 

盆と正月とクリスマス

そこに誕生日とハロウィンが同時に来た感じでしょうか

 

もはや収拾不能

 

ブログを書ける状態ではなかったんです

 

そんな状態でよくレッスンなんて・・・

と思うかもしれませんが

 

まあ、レッスンはね

私くらいになると、雰囲気だけでね

やってる感を出せますから

 

いいとものタモさんみたいなことです

 

特に大したことしていないのに

何か存在感あるなーみたいな・・

 

心地の良いマンネリというか何というか・・

 

手を抜いているわけではないですよ

 

気を抜いているだけです

 

・・・

 

まあ、そういうわけで

今日からまたブログを再開しようと思います

 

皆さんからも多数の声がありましたからね

 

ブログ楽しみにしています

 

という心の声が・・・

 

はい、決して形にはなっていない心の声が

確かに聞こえたんです

 

えっ?

 

そうですね

まだ軽い熱中症なのかもしれません

 

 

それではテニスの話

 

昨日は八王子レッスン

 

ナイタークラスでちょっと興味深いことがあったんです

 

初級から中上級まで

全クラス合同のクラスがあるんです

 

テーマは初中級以上のテーマ

昨日はスライスロブです

 

ただね

初級の方はスライス自体がまだ出来ていないので

ロブじゃなくていいですよ

ボレーで必要なので普通のスライスの練習をしましょう

 

ということでスライスの練習をしてもらったんです

 

 

中級や中上級の方は

上手くロブも出来ていました

 

ただ

ついつい綺麗にボールを捕らえ過ぎて

ストレートだと少しアウトしてしまう

 

スライスは伸びますからね

 

ボールの下をスッとラケットを抜いて

薄い当たりにすることも必要です

 

変な言い方になりますが

わざと「下手な当たり」にしないといけません

 

そこの使い分けがまだまだでしたね

 

 

初級の方はというと

 

まあ、そこそこ出来ていたんです

 

きちんと理解してトライしてくれていました

 

ただ

やはり未熟がゆえに

スイングが速くなって

上手く捕らえられない

 

ボールの下をラケットがくぐり抜けるようになって

浮いてしまうことが多かったんです

 

私はボレーで返球していたのですが

私の頭の上を越えて

ベースライン手前に着弾するんです

 

・・・

 

そう!

完璧なスライスロブ!

 

初級の方がね

普通のスライスを打とうとして

結果的に完璧なスライスロブを放っていたんです

 

非常に分かりやすい

非常に興味深いことでした

 

 

初めはみんなスライスが浮いてしまう

必要以上にスイングして飛ばすことも出来ない

 

そこで練習です

 

浮かないように

楽に飛ばせるように

練習を重ねるわけです

 

するとスゥーっと綺麗に飛ばせるようになる

 

しかし今度は・・

 

そのスライスを

ボレーヤーの足元に短くしたり

ストレートロブをアウトしないようにするのが出来なくなる

 

いい感じに伸びてしまうんです

 

わざと薄い当たりにする

わざと下手な感じにするのが出来なくなるわけです

 

 

コーチの真骨頂って何だと思いますか?

 

みなさんもよく目にしていると思います

 

下手な人の真似が上手いんです

 

こうしたらダメですよ

っていうデモンストレーションが上手いんです

 

わざと下手なことが出来る

 

実はそれをそのまま使うケースもある

ということなんです

 

 

何事もそういうことはありますよね

 

綺麗な言葉遣いは必要です

正しく美しい日本語を使いたいものです

 

ただね

時としてそれだけではダメでしょう

 

練習に気持ちが入っていない子供たちにね

 

「何をしているのですか、あなたたちは?」

 

綺麗な発声で言っても響きません

 

「どうしたお前ら?」

「そんなもんちゃうやろ!?ガツンといかんかいっ!」

 

ちょっと汚いくらいの大声で胸元に突きさした方が

心を動かせる時の方が多いでしょう

 

 

上手な仕方よりも

下手な仕方の方が適している時がある

 

そして

それをしっかり判断して

きちんと使いこなせるのが達人だということなのでしょう

 

綺麗な物だけを求めてはいけません

 

綺麗な物だけでは逆に弱くなる

 

そんなことがテニスでも多々あるということです

 

 

うん、久しぶりにしてはよく書けてるな・・・

 

それでは皆さん

ご感想をお待ちしております

 

また明日!

 

頑張ろう日本!