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罰ゲーム

こんにちは

内藤です

 

前回のブログを書いていて

ちょっと思い出したことがあるんです

 

まあ、若かりし日の出来事なのですが・・

 

 

報復行為としての暴力は時として認めてもいい

と書きましたが

 

同じようなことで

罰を与える場合も暴力

というか肉体的負荷を与えることは認めた方がいいと思うのです

 

私はね

暴力は反対です

 

なぜかと言うとね

 

暴力なんていう短絡的で知的要素のない

個人レベルではあまりダメージを与えることが出来ない手段

これはいささかつまらない

と思う変人なんです

 

だからね

罰を与える場合も肉体的負荷などという

軽微な罰は与えません

 

 

私はレッスンで罰ゲームをすることはあまりありません

 

あってもちょっとダッシュをさせるとか

それくらいです

 

まあ、まずね

スポーツ選手にとって

ダッシュや腕立て伏せ

肉体的負荷は罰ゲームになり得ません

 

だってトレーニングですから

 

ダッシュ10本とか

腕立て50回とか

罰どころかその人の為になっちゃったりします

 

もはや罰ではなく褒美です

 

罰と言うからには

その人の為になってはいけません

 

 

だからね

私が与える罰は本当に罰です

 

マナー違反を繰り返した選手に罰を与えることがあります

 

コート脇に立たせるんです

 

何にもさせません

 

させるとその選手の為になってしまうからです

 

コート脇に立たせる時も

コート側は見させません

 

練習風景を見れると勉強になってしまいますからね

 

コートの外を向いてただ立たせる

 

時間を無駄にさせるということです

 

本当は耳栓もさせたいくらいです

 

アドバイスが聞こえてしまいますからね

 

 

そんな私が以前に選手に課した罰

 

今でも大森さんに「あれは酷い」と言われるのですが・・

 

ジュニアの選手(中学生)でコート整備をやらない子がいたんです

 

2度ほど注意したんです

 

それでも聞かないから

 

次サボったら知らんぞ

罰をさせるからな

俺がどんな奴か知ってるやんね

 

そこまで釘を刺したんです

 

だのに・・・

 

またサボりやがったんです

 

さすがに罰を執行しました

 

私がその子に課した罰

 

それは

 

今後一切コート整備をしてはいけない

 

というもの

 

えっ?

と思うかもしれませんが

もう一つ条件を加えました

 

それは

その罰を周りの子に言ってはいけない

ということです

 

 

それを告げた時はね

その子もまだはっきり認識していませんでした

 

その罰の恐ろしさを・・

 

レッスン後、みんながコート整備を始めました

 

その子はしてはいけません

 

するとね

みんなが言うんです

 

「手伝ってよー」

「お前もやれよー」

って

 

でもその子は何も言い返せません

 

無視してコートから出るだけです

 

次の日も言われるんです

 

「何でやんないんだよー」

「もういいじゃん、放っておこう」

って・・

 

その罰を与える時に

1ヶ月はやりきります

とか言っていたのですが

2日目に半泣きで懇願してきました

 

すみません

耐えられません

許してください

 

 

反省もしているし

さすがにかわいそうなので

その時はそれで終わりにしました

 

これは罰ゲームだった

とみんなに言ってあげました

 

みんな恐れていましたけどね・・

 

あいつやべぇ罰を思い付くな

って

 

 

そういうことです

 

その子にとっては

罰として平手打ちでもしてもらった方が

よほど楽だったでしょう

 

私がね

暴力などでは済まさない

というスタンスだったがゆえに

過酷な罰を強いられたわけです

 

だからです

だから暴力ごときは許容した方が健全だとも言えるわけなんです

 

 

いや、もう一度言いますが

随分前のことですよ

私も若かったので・・・

 

レッスンで私が

罰ゲームですよー

って言った時は気を付けてくださいね

 

その人にとって何の得もない

本当の罰を用意しておりますので・・・

 

 

それではまた

 

頑張ろう日本!