こんにちは
内藤です
金曜日は恒例のイベントレッスン
今回は、ただひたすら的を狙う、というもの
要項はこんな感じ
今回は「秋の的当て感謝祭」
ただ当てろっ！的に当てやがれっ！
的に当ててスタンプためて、チケットＧＥＴしやがれ！
年に２回の的当て感謝祭！
的に当たらない方が奇跡・・コート中に設置された数百の的に当てまくろう！
そういうわけでやりました
的当て大会
球出し練習、ラリー練習、形式練習でも
的を設置して狙ってもらいました
数百・・いや数千の的に・・・
そんなはずないでしょ
とか思っちゃってます？
本当に数千の的を設置したんです
コート内に・・
いや、実際置いている的の数は２０個ほどですよ
でも、ずっと置いていますからね
毎球毎球・・
１球打つ度に２０の的
１００球打てばいくつの的ですか
暗算出来る簡単な計算です
２０００ですね
１球あたり２０の的
なので
１００球で２０００の的を狙ったことになります
そういうことです
何の嘘偽りもない要項なんです
そういうことなんです
こういう巧妙な手口のもと
詐欺は働かれるわけです・・・
あ、いえ・・
でね
異様な盛り上がりの中、的当て大会をしたんです
惜しくもないのに
惜しいー！！
とかテキトーなことを言うくせにね
いざ、的に当たると
それには気付かずに
「あっ、当たってるー！」などと時差付きで騒ぐんです
多少のイライラを抱えながら
多少のアドバイスを交えてはいたものの
感情を殺して無機質に球出しをしていたんです
そうなんです
私がしていたのは
機械的な球出し
及び
的の設置
それだけです
いつものようなね
的確で鋭い
優しさと厳しさ溢れる
恋しさとせつなさと心強さのあるアドバイスはしなかったんです
レッスン的には軽めのレッスンです
目から鱗
どころか
目ヤニすら落ちません
にもかかわらず
です
にもかかわらず
皆さんね
いつも以上のナイスショットにナイスプレー
事実、ネットミスなどほぼありませんでした
そういうことなんです
いつもね
気にし過ぎなんです
言い方を変えると
注意集中を内側に向け過ぎているんです
自分がすることに気を取られ過ぎている
こうやって引いて
体をこうして
ラケットヘッドを回して
インパクトでこうして
フォロースルーではこう・・・
そりゃあね
ぎこちなくもなりますよ
何のリズムも生まれないでしょう
新しい動作を覚える時や
大幅な修正を図る時なんかはね
球出し練習では
注意集中を内側に向けて取り組むこともありますが
基本的には
そこまでごちゃごちゃと考えるべきではありません
注意集中は外向きにすべきです
あの的目がけてバァーンって感じです
的に当たる弾道をイメージするんです
スピード感やボールの質感をしっかりイメージする
自分の動作ではなく
自分から放たれたボールのイメージに集中する
そうすることで
そのボールのイメージに合ったスイングが形作られる
動きもそう
自分がこれからする動きをしっかりイメージする
そうすれば
体がそのように動いてくれます
注意集中を外側にする
今すること
ではなく
これからこうなること
に注意を向ける
すると
不思議なことに
勝手にそうなるように体が反応するものです
それを実践しているのが子供たちです
ジュニアの子たちがね
テニスの動作をしっかり理解していると思いますか？
こうしてこうするんだ
などと自分のすべきこと一つ一つを
きちんと意識していると思いますか？
そんなことはありません
あいつらはほぼテキトーです
こんな感じっしょ？
っていうノリでしているんです
ただイメージだけを良くして・・
的目がけてスイングしているだけです
だからです
だから
頭でっかちの大人よりも早く上手くなる
グングン成長するわけです
大人もそうあるべきなんです
今回のイベントで証明されたんです
コーチのね
目から鱗のアドバイスなんて必要ないんです
私もよくそういうことを言いますが
気にしないことです
あんなの我々コーチサイドの自己満足です
選手は
基本的には
注意集中を外に向けてプレーすべきなんです
これはね
なかなか大人には伝わりづらい
理解し難いことだとは思います
でも現実を見てください
現に子供たちの方が
圧倒的なスピードで上達しているわけですから
来週のレッスンテーマはスマッシュです
打ち方の細かいことは気にせずに
イメージだけ良くしてナイスプレーを目指しましょう
まあ、私はあーだこーだ言いますけどね・・・
ただの自己満足なので
へぇー！そっかー！っていうリアクションだけお願いします・・
それではまた
頑張ろう日本！
