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メルマガ『reborn』バックナンバー

メンタリスト

こんにちは

内藤です

 

私ね

レッスンでもテニスが下手な人には下手ですね

ってよく言います

 

このブログでも辛辣なことを書いたりもします

 

基本的には事実を述べているだけです

 

当然ね

私も未熟な人間なので

個人的な好き嫌いや

男女差別的な発想を拭い去ることが出来ないこともあります

 

 

ただね

テニスが好きな人

テニスをしに来てくれている人

一緒にコートに居てくれる人

その全員に敬意があります

リスペクトしています

 

下手だろうがやる気がなかろうが

テニスの場にいる仲間です

 

そして

ことテニスに関しては

私がテニスコーチとして指導する立場にあるわけです

 

どんなに下手な人がいようが

いや、下手な人が大勢いる方が私の腕の見せどころ

っちゅうもんです

 

これは以前にも書きましたが

(※「難問への挑戦」参照)

 

困難な状況であればあるほど

よっしゃー!と燃えるんです

この局面をどうしてやろうか

とワクワクするんです

 

ここは俺にしか上手く出来ないやろ

という矜持を持って臨むわけです

 

まあ、上手くいかなくて

撃沈することも多々あります・・

 

 

しかし

それこそが

その困難な状況こそが

私自身を成長させていることに他ならない

 

その困難な状況も含めて

やりがいがあったり

テニスの楽しさも増すわけなんです

 

 

ちょっと極端な言い方をします

 

下手な奴ら

どうしようもない奴ら

何なら邪魔な奴ら

そういう人たちがいることで

私自身が成長することが出来て

より大きな楽しさも生み出すことが出来る

 

これも極端に言いますが

 

そういう考え方の出来る優秀なタイプであれば

どんな状況でも問題ない

 

状況とは自分が作るもの

 

という強く優秀な考えの持ち主であれば

周りがどうであれ関係ない

その周りを整えていく力を養うことこそ

その人の本懐になるからです

 

 

いわゆる「優秀な人」

テニスで言うと上手くてやる気のある人

そんな人だけでテニスをしても

本当の意味で成長は出来ないでしょう

 

確かに

上辺の技術は身に付くし

何のストレスもなく楽にテニスが出来るでしょう

 

でも、本物の人間には辿り着けない気がします

 

 

そういうことだと思うんです

 

ここのところネットで騒がれているニュース

とあるメンタリストさんの発言ね

 

その真意は分かりませんが

 

いわゆる「優生思想」というものが根底にあるのかもしれません

 

でも

今、テニスの話で述べたように

優生思想なるものに疑義は残るわけです

 

いわゆる優秀な人だけの世の中なんてつまらない

 

というか

全員が優秀だと

成長するチャンスが生まれにくい

 

困難な状況が発生しにくいですからね

 

 

というよりもね

本当に優秀な考えというのは

いわゆる優秀な人だけが集まるコミュニティに未来はない

 

という「優生思想」を否定出来る人間なので

そもそも優生思想というものは

その存在定義が破綻しているということです

 

 

何かややこしい話になってしまいましたね・・

 

どうせ雨なので、もう少しこの話をしますが・・・

 

 

そのメンタリストさんが

ホームレスの人にも言及していたんです

 

自分にとってあいつらは必要のない軽い命だ

 

これも間違いですね

 

まず

自分にとって必要なんです

 

万が一、何の役にも立たないように思える存在であっても

自分が何とかすべき必要な存在なんです

 

これは上述した内容です

 

 

社会的にも問題があります

 

責任を放棄してはいけない

 

自分が属するコミュニティの問題

その責任はその構成員全員にあるんです

 

ホームレスが発生する

例えばそれが原因で治安が悪くなる

 

誰の責任か?

 

私です

 

私の問題です

 

 

あおり運転で暴走して人を轢きまくる事件が起きた

 

誰のせい?

 

私です

 

私の問題なんです

 

あんな奴必要ない

あんな奴いなくなればいいのに

あいつは私とは関係ないからどうでもいい

 

この考えをしている人が

その属しているコミュニティを良くするのは不可能

 

そのコミュニティが抱えている問題を解決するその確率は

0%です

 

だって自分のせいじゃないんだもーん

と責任転嫁を繰り返すからです

 

社会でも会社組織でも家族でも

そうなんです

 

自分にとって必要ないから軽い存在

という発想は

間違いであり

無責任であり

何の生産性もない稚拙な論拠なんです

 

 

そして最後

 

どんなにテニスが下手で

やる気がなくて態度が悪い奴でも

リスペクトすべき存在なんです

 

どんなに他人に迷惑をかけていようが

極論を言うと犯罪者であろうが

その「命」に対しては敬意を失ってはいけない

 

犯罪者を罰することは必要

憎しみをを覚えることも必然

 

ただ、その根底で

命というものだけに関して言えば

リスペクトをなくしてはいけない

ということです

 

(※「息の根」参照)

 

おそらくね

このメンタリストさんね

 

ここの部分が欠けていたのでしょうね

 

まあ、これは難しいものです

 

人は聖人君子になどなれません

 

だから日々精進するわけです

 

せめて

そんな謙虚な気持ちだけは忘れないようにしたいものですね

 

 

まだまだあと2時間くらい書けそうですが

この辺でやめておきます

 

それではまた

 

来週は晴れるといいですね

 

頑張ろう日本!