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メルマガ『reborn』バックナンバー

「まぐれ」はたまたま起こらない

こんにちは

内藤です

 

見ました?

 

いや、もう色々あり過ぎて・・

何の話をしていいのやら・・・

 

でも、まあ、やはりあれしかないですよね

 

ソフトボール

苦難の13年間を乗り越えての金メダル

 

とんでもない試合

オリンピック史に刻まれる好ゲーム

日本・アメリカ両チームとも集中していた最高のゲーム

 

何秒とか何点とか

数字のないスポーツって世界記録とかないですが

この決勝戦は世界新記録だったでしょう

 

いや、見ていないですよ

これまでのソフトボールの試合は・・

 

でも、絶対そうですよ

凄かったですもん・・!

 

 

上野も藤田も後藤も

アメリカの守備も

全部が素晴らしかったのですが

 

何と言っても

ハイライトシーンは6回裏

日本の守備

 

上野から後藤にピッチャー交代して

ワンアウト1・2塁のピンチ

 

ここで点を取られれば形勢逆転してもおかしくない場面

 

ここで出ました

 

見ましたよね皆さん?

 

あの神プレー

奇跡的なダブルプレー

 

 

あんなの見たことないですよ

 

テニスで言うと・・・

 

いや、ないですね

 

本当にね

神がかり

奇跡

 

もっと言うと「まぐれ」ですよ

 

だってあんな練習なんてしているはずないです

 

そういう意味で言うと「まぐれ」なんです

 

スポーツではよくあることです

これはテニスでもよくあります

まぐれでナイスプレーになってしまう

 

 

ただ・・

 

そうです

 

まぐれが発生するのは実力があるからこそです

 

あのダブルプレーも結果的には「まぐれ」ですが

そのまぐれを生んだのは

紛れもない実力

 

サードの反応

ショートのポジショニング、反応、状況判断、正確なスロー

セカンドのベースカバー

 

日々の鍛錬の成果がまさにそこにはありました

 

サードが狙って弾いたわけではないですが

そこにショートがいたのは実力です

 

そのショートの方向にボールが行ったのは「まぐれ」ですが

そもそもそこにいる、という実力があったからこそ

そこにいるための想像を絶する練習を積んできたからこそ

「まぐれ」が発生したんです

 

 

これはレッスンでもよく言います

 

至近距離でボレーを打たれた

何となく出したラケットにボールが当たってエースになった

 

「まぐれ」です

狙ってやったわけではない

 

ただ

そこにいたのは「まぐれ」ではない

目を背けなかったのは「まぐれ」ではない

ラケットを出したのも「まぐれ」ではない

 

今まで培ってきた鍛錬の賜物です

 

最後まで諦めない、という思いの証です

 

実力がない者

思いが足りない者

努力を積み重ねていない者には

「まぐれ」なんて起こり得ないのです

 

 

改めて言いますが

ソフトボールのあのダブルプレーは「まぐれ」

偶然の出来事だったでしょう

 

しかし

あの偶然は

起こるべくして起こった必然だったのだと思います

 

鍛錬を積み重ねてきた者

強い思いがある者

仲間を信頼する勇気がある者

そんな者たちだけが成し得る

「必ず起こる偶然」だったのでしょう

 

 

変な言い方ですね

これもまた既存の言葉では形容し難いことです

 

まあ、形容すべきことでもないですね

 

あのシーンはあのシーンのまま

強く美しいシーンのまま

それぞれの胸に焼き付けておくのがいいでしょうね

 

 

オリンピック

やはり複雑な思いは拭い切れないですが

数々のドラマは必見ですね

 

選手たちには

思い切り楽しく全てを出し切ってもらいたいですね

 

それではまた

 

頑張ろう日本!