こんにちは
内藤です
火曜日の一般レッスンで
ちょっと感動したことがあったんです
いや、ただ単にね
生徒さんがしっかり練習していた
というだけのことなのですが・・
K田さんという女性の方
すごく上手なのですが
決定力がないのです
詰めが甘いんです
自分から前に攻撃に行かないんです
それを私がいつも指摘して
でも
いざ試合になるとね
なかなか前に入るプレーをしないから
またやいやいと注意をする
そういうことが何度かあったのですが・・
火曜日は違った
アプローチをして
ファーストボレー
いつもならサービスライン辺りでステイするのに
さらに前へ
ペアを追い越して
相手のクロスボールを
詰めてバシッと決めたんです
その時点で
小Dさんの明確な意図を感じました
しっかり詰めるんだ
いつもしないことにトライするんだ
と
さらにね
普段はあまりしないサーブ&ボレー
全てのポイントでやっていたんです
全てです
ファーストサーブの時もセカンドの時も
チャンピオンゲームをしていたので
ある程度勝ちたかったにも関わらず
これは素晴らしいですね
おそらく決めていたのでしょう
今日は前に入っていくんだ
サーブ&ボレーもするんだ
と
そこまでは誰もが思うわけです
でもね
ほとんどの人がレッスン中に挫折する
上手くいかなかったり
ポイントを落としまくったり
何だか意味不明なミスが出たりして
やめてしまうんです
今日はこれをする
と自分で決めたことを
断念してしまうわけです
おかしなことです
自分はこれが出来ないからトライするんだ
そう決めて出来ないことにチャレンジする
でも出来ないことだから上手くいかない
無様な姿を晒してしまう
まあ、当然です
出来ないわけですから
だから練習するわけですから
そのままトライし続ければいいのに
上手くいかないから断念する
結果、いつまで経っても身に付かない
・・・
おかしなことでしょう
でもね
ほとんどの大人がそうしているんです
ミスが恥ずかしいからなのか
していることに疑問があるからなのか
そもそも忘れてしまうのか
なぜかは分かりませんがそうなんです
だからね
K田さんのトライする姿に感心した
感動すら覚えたわけです
大人になると難しいですからね
K田さんは火曜日のレッスンで
確実にレベルアップしました
自ら「する」と決めたことを
貫いたことで・・
私の力じゃない
K田さん自身の力と意思でレベルアップしたのです
本当の意味での成長は
自らの力でしか成し得ないものです
皆さんもK田さんに続きましょう
スクールは病院ではありません
皆さんのダメなところを治す場ではないし
コーチは医者ではありません
レッスンはマイナス3を0にする場ではないし
それは成長ではありません
ゼロからプラスを生み出していく場です
未だ出来ていない未知のことにチャレンジする場です
コーチはそれを示唆する立場にいるだけです
あなたにとって
何が課題で
何をどうトライすればよいか
それを指導しているのです
あなたのフォアハンドの打ち方をチェックする人ではないのです
確かにコーチは時に処方箋を出します
それも有意義なことには違いないでしょう
でも本質ではないのです
学びに必要なことは
成長に必要なことは
薬ではなく
栄養です
ポジティブなエネルギーです
日々トライし続けることです
それがレベルアップするということです
しかもね
その方が楽しいです
充実します
自分のダメなところを治すより
自分がなりたい自分になるためのチャレンジをする
マイナスを補完するより
プラスを補充する
絶対後者の方が楽しいです
病院に行くより
レストランに行く方が
エステに行く方が
スポーツをする方が圧倒的に楽しいということです
K田さんに負けないようにしっかり取り組みましょう!
何か・・
K田さんを持ち上げすぎたな・・
次回からやりづらいやろうなK田さんも・・・
それではまた
頑張ろう日本!