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とある休日

こんにちは

内藤です

 

昨日は月曜日恒例のランチに出かけました

 

昨日は蕎麦ですね

 

お蕎麦屋さんに行きました

 

東京はやはり多いですよね

本格的なお蕎麦屋さんが

 

私はお蕎麦が好きなので

嬉しい限りです

 

国立にも美味しい蕎麦屋が多いのですが

昨日行ったのは

「俊(しゅん)」というお店

 

国立の方にはよく知られたお店だと思います

大学通り沿いにひっそり佇む趣のあるお店です

 

蕎麦が旨い

のは当然そうなのですが

天ぷらが美味しいんです

 

昨日も頂きました

 

稚鮎の天ぷらに

季節のお野菜の天ぷら

 

いやー、旨かったですよ

 

蕎麦屋に行って

天ぷらを食べるとなると・・・

 

まあ、そうですね

そうなりますよね

 

お店への貢献も兼ねてのことですから・・

 

はい

頂きましたよ

 

日本酒ね

 

昼間から蕎麦屋で日本酒を呑む

おつじゃないですか

 

ビールじゃダメですね

蕎麦屋に行ってビールというのはちょっと野暮です

 

蕎麦屋といったら日本酒

これはもうマナーというか

伝統というか

嗜みですよね

 

いや、ほんとに

 

歴史がありますから

 

江戸で日本酒を流行らせるためにね

お店が多かった蕎麦屋で出したのです

 

昔の蕎麦屋は注文を受けてから蕎麦を打っていたので

提供するまで時間がかかった

 

その待ち時間に飲んでもらおうと

日本酒を出したということなんです

 

そのつまみに出したのが

天ぷらや出汁巻き

 

そういう歴史があるわけです

 

蕎麦屋における作法です

 

蕎麦を注文して

待ち時間に日本酒を頂く

 

蕎麦を注文する際に言っておくわけです

 

稚鮎と野菜の天ぷらせいろ

「天ぬき」でお願いしますって

 

天ぬきというのは

天ぷら蕎麦の蕎麦抜き

天ぷらだけを先に出してね

っていうこと

 

昨日の店員さんは気が利くので

向こうから聞いてくれました

「天ぬきでお出ししましょうか?」って

 

さすがよく分かっていらっしゃる

 

蕎麦は蕎麦だけで食べるものなんです

 

天ぷらはお酒のつまみですから

 

別に先に出してもらって

日本酒と頂く

 

メインの蕎麦はその後に

 

辛味大根のおろしを薬味に

天つゆをつけてズズッっとすすって食べます

 

うどんやラーメンはすすろうが

すするまいがどちらでもいいですが

蕎麦はすすります

 

すすることで

香りが立ちますからね

 

蕎麦の香りまでも味わうための

日本固有の食べ方ですね

 

蕎麦を美味しく味わったら

最後に蕎麦湯でしめるわけです

 

どうですか

 

完璧な作法ですよ

 

文化的な営みなわけです

 

 

いやー、凄いでしょ

 

ただ単にね

休みの昼間から

蕎麦屋で日本酒を呑んだくれた

 

その事実がね

こんな書き方をするだけで

何か粋で品のあるね

ちょっといい感じの行動に思えてくるでしょ?

 

えっ?

そんなことないって?

 

まあ、確かにね

実際はただ単に呑みたかっただけですから・・

 

 

でも

何の行動をする時も

そのことについての歴史や由来

まつわる知識などを知ったうえで行動をすると

その行動の質が高まる

 

例えば蕎麦を美味しく味わえたり

テニスのマナーがよくなったり

ショットの質がよくなったり

 

そういうことが人としての成長を促してくれるのだと思います

 

テニスにもありますからね

 

なぜサーブって言うのかとか(これは以前に書きましたね)

点数の数え方とか

そもそもテニスってどういう意味とか・・・

 

それを知っているのと知らないのでは

当然取り組み方も

プレーの質も変わってくるということです

 

「テニス」の語源くらいは知っていた方がいいでしょうね

 

自分で調べておいてください・・

 

それではまた

 

頑張ろう日本!