こんにちは
内藤です
またまたジュニアの月例大会のこと
昨日開催したんです
みんな頑張っていました
前回は
ちょっとグダグダでしたからね
昨日はなかなか好ゲーム
技術的にはまだまだですが
気持ちの入ったプレーをしていました
全体的にレベルは団子状態
誰が勝ってもおかしくない
誰にでもチャンスがあるということです
なので
最後に話をしました
全員にチャンスがある
この中から自分が抜け出す
そのためには何が必要かを考えよう
と
人によって色々とあるのですが
全体的に言うと
スピード不足
ボールのスピードということではなく
展開が遅い
タイミングが遅い
具体的には
サイドへのコントロール
そしてライジングで打つこと
ここを強化すべき
そうアドバイスしました
するとね
話を聞いていた全員がしっかり頷きました
その時点で目の色が変わりました
その瞬間
私はふと危惧を感じました
目の色を変えた子供たちからね
その心の声がはっきりと聞こえたんです
「よし、頑張ってやってやるぞ!」と
一見するとね
子供たちがやる気になった素晴らしいことのように思えますが
危険な一面もはらんでいる
それは
まだ何も成し遂げていない
この事実をスルーしてしまう恐れがあるんです
確かに意識は高くなりました
やる気も出ました
でも、当然ながらまだ何もしていない
意識が変わることは大事なことですが
行動が伴っていない段階では
現実的には何も変わっていないですからね
意識が高くなった時点で
もうすでに何かを成し遂げた
という錯覚が生まれてしまいます
で、結局いざ次のレッスンになると
誰もライジングにトライしない
そんな絵がふと浮かんだんです
私はとっさにこんな話をしてあげました
ここにある木の枝に小鳥が4羽とまっている
今、このうちの1羽が
「よし!飛び立とう!」
と思った
さて、今木の枝には小鳥は何羽とまっているでしょうか?
3羽!って答えた子もいましたが・・
これは分かりますね
そう、4羽です
4羽なんです
飛び立とう!
そう決心した、意識の高い小鳥は
まだそこにいる
思っただけでは場所は変わらない
何もしようとしない小鳥
飛び立とうと思った小鳥
いる場所は同じ
じゃあ、本当に飛び立った小鳥は・・
もうそこには存在しない
何にも考えていない子
よしやってやるぞ!と意識を高くした子
まだいる場所は同じ
行動をした者だけが
そこから飛び立つことが出来るんだよ
という話をしたんです
子供たちに釘をさしておく必要があると思ったんです
まあ、これは我々大人も
というか
大人の方が気を付けないといけないですね
意識しただけで
やったような気になったり
周りと考えや意識が違うだけで
自分はこの人たちとは違う
などと
何の行動も伴っていない状態で言ったりします
何のことはない
行動が伴っていなければ
いる場所は同じ
本当にそこから飛び立った人はね
いちいち自分の考えや目標を表明することなく
文句や愚痴を言うこともなく
パァーっと飛び立って
もうすでにいなくなっているんです
上述しましたが
意識をする
意識を変える
ということは大事です
全ての行動は
意識することから始まります
ただ
意識をしたことを以ってして
何かを成し遂げたり
何かが変わるようなことはあり得ません
行動する
一番大事なことは
実際に動くということ
このことを肝に銘じておかなければいけないですね
さあ、次のレッスン
子供たちがどういう行動をするか
楽しみにしています
それではまた
頑張ろう日本!