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メルマガ『reborn』バックナンバー

スポーツ選手

こんにちは

内藤です

 

突然ですが

 

テニス選手になるために必要なこと

 

何でしょうかね

 

色々あると思います

 

テニスの技術を磨くことはもちろんそうですが

健康な体

時間、お金もそうです

テニスをする環境も必要

 

でも一番重要なこと

 

それは

テニスが好きだ、ということ

 

なんだかんだ言ってもそれが一番大事

その想いが根幹になければ

テニス選手として大成することはない

 

そうに違いない

 

なーんて思うわけです

 

ほとんどの人が

ほとんどの子供が

ほとんどのジュニアの親御さんが

 

まあ、それはそうなんです

間違いではないと思うのですが

 

テニスが好き

よりももっと必要なこと

 

それは

「スポーツが好き」

ということ

 

これは本当に大事です

 

スポーツが好きじゃなければ

いいスポーツ選手になれない

結果として、いいテニス選手にもなれない

ということです

 

えっ?

どう違うの?

 

テニスが好きってことは

スポーツが好きってことでしょ?

 

いいえ、違います

 

大きな違いがあるのです

 

 

例えば皆さんがね

お寿司が好きだったとしましょう

 

本当に好きなんです

 

色んな寿司屋を巡り

寿司ネタやシャリのことも勉強して

寿司のことについて詳しくもなることでしょう

 

ひょっとしたら

自分で寿司を握ったりするかもしれません

 

でもね

 

それでもいい寿司職人にはなれない

 

いい寿司職人になるためには

寿司が好き

よりも

料理が好き

 

この思いがないと

寿司を握る職人側にはなれないということ

 

寿司が好き

だけの人は

寿司を食べる側

なっても、せいぜい寿司研究家といったところ

寿司を語る側にしかなれないということです

 

 

少しニュアンスが違う部分もありますが

テニスでも

スポーツでもそういうことがあるわけです

 

テニスが好き

それも当然大事ですが

それだけの人はね

 

テニスを見る側

ショットの研究家

ラケットやガットに詳しい人

趣味としてテニスを楽しむ側の域を出ないのです

 

それも有意義なことですよ

 

趣味としてのテニスを否定しているわけではありません

 

ただね

テニスを語る側

ではなく

テニスをする側

テニス選手になろう者はね

 

スポーツを心底好きでないとなり得ない

 

テニスの

テニス的な側面

ではなく

スポーツ的な側面

 

ここに好き好んで

身を投じられる者にしか

いいテニス選手になる資格というのが生じない

そんな風に思うわけです

 

これはコーチとして

現場の中で

何人もの人

とりわけジュニアを見てきた中で

確信していることです

 

なので私はよく言うんです

 

テニスが強くなりたければ

テニスばかりするな

 

するのはテニスだけだとしても

せめて色んなスポーツを見なさい

色んなスポーツに興味を持ちなさい

 

そうやって

その子の中の「スポーツ観」とでもいうべき感性

ここを広く、そして深くしていかないと

テニス選手ではなく

テニス研究家

テニスを語る側になってしまうんです

 

何度も言いますが

全員がテニス選手を目指すわけではありません

目指す必要もありません

 

趣味として楽しむ

これもまたスポーツの醍醐味の一部です

 

ただ

選手になりたいなら

勝ちたいと思うのであれば

 

テニスを頑張る

 

という狭い感覚ではなく

 

「スポーツ選手」になる

 

そんな大きな感覚

広い視野、深い考察を持つこと

これが重要だということです

 

私がジュニアの子を見るとき

テニスが上手いかどうか

それはそんなに気にしません

 

スポーツが好きかどうか

 

ここが

選手としての行く末を決定付ける最大の素養になる

 

ここを見極めることが重要なんですね

 

オリンピックは中止になりましたが

野球やサッカーは始まっています

 

今は将棋もアツいですね

将棋も広義な意味で言うとスポーツです

 

是非色々見て頂いて

「スポーツ観」を養っていきましょう

 

それではまた

 

頑張ろう日本!