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学問のすゝめ

こんにちは

内藤です

 

ここのところアメリカが

というか世界中が騒々しいですね

 

至るところで行われています

黒人への差別反対デモ

 

あれは酷いですもんね

警察官に窒息死させられたの・・・

 

以前から幾度となくあったのでしょう

 

黒人への差別は

我々日本人の想像の外

相当に厳しいものがあるのでしょう

 

一人一人が差別の意識を無くす

この世から差別が無くなる

これが理想でしょうが、現実問題、なかなか難しいのかもしれません

 

動物界にもあるほどですからね

知能の高い云々に関わらず

動物によっては差別やいじめが確認されているものがあります

 

イルカなんて壮絶ないじめによって

死んだりするそうです

 

動物の本能なのかもしれません

 

かといって諦めるのはよくないですね

我々人間には高度に発達した知能があるわけです

 

冷静に考えることで

思いやりの想像を働かせることで

人種差別などは無くせるものだと思います

そう主張し続けるべきだと思います

 

しかし一方でね

やはり現実問題

今、この時、差別が明らかに存在している

 

それにどう取り組むか

どう対処するか

 

それもまた重要な問題です

 

福沢諭吉は確信を持って強く諭しました

 

学べ

 と

 

そう、学問のすゝめですね

 

これって勘違いされている方が多いですよね

 

天は人の上に人を造らず

人の下に人を造らず

 

福沢諭吉が人間みな平等って言ったと思っていません?

 

諭吉はね

そんなこと言ってもないし

これっぽっちも思っていません

 

学問のすゝめ前文に記されているのは

 

天は人の上に人を造らず

人の下に人を造らず、と言へり。

 

そうです

そう言われているようですね

と書いているだけです

アメリカの独立宣言を意訳して書いたものです

 

諭吉本人の考えは

その後にしっかり記されています

 

人は生まれながらに平等とは言うが

実際には賢い人、愚かな人

裕福な人、貧しい人

身分の高い人、低い人

雲泥の差がついている

 

そう書いているんです

平等なんて幻想だよって感じですね

諭吉自身は天は人の上にも下にも人を造るよね

って考えの人だったんです

 

そして、そのうえでこう主張したのです

 

だからこそ、その不平等な差を埋めるために

不平等を生まないために

勉強をして自分を磨くことをお勧めする

 

そう強く説いたわけです

 

ざっくり言うとね

それが学問のすゝめ

ということです

 

今とは時代が違うので

評価が難しいところではありますが

これもまた核心を突いた考察なんだろうと思います

 

差別ありきの発想ですが

そうは言っても

やはり自分を守るのは最終的に自分しかいない

 

勉強して

よく学んで

知恵を付け

教養を身に付け

感性を磨き

想像力を養う

 

人として成長することで

世の中の理不尽な不平等に飲まれない力を身に付ける

それが大事なのかとも思います

 

これもまた難しい問題です

 

差別なんて意味ないじゃん

みんなで楽しくやろうよ

って思うけども

やはり時として

自分と少し違う感じの人に

嫌悪感や差別の気持ちを抱いてしまうこともある

それもまた真実

前述しましたが、動物としての本能なのかもしれません

 

でも、それこそ我々人間には知恵があります

無意味な差別を生まないように

それぞれがより良く学ぶことが必要なのでしょう

 

まずは学問のすゝめでも読んでください

 

あれね

何と17編までありますからね・・

 

とりあえず今月中に読書感想文を提出してください

 

ではまた

 

頑張ろう日本!