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セオリー

こんにちは

内藤です

 

この話も何度かしたことがありますが・・

今一度・・

 

ダブルスのポジションの話

まあ、女ダブの皆さんは好きですよね

ポジションとかフォーメーションとか・・

 

ポジション

大きくはありますよね

ここに立った方がいい、というようなセオリー

ダブルスの性質上

ペアとの連携上

プレーの流れや相手とのバランス上

「基本的」には、ここにいた方がいいよ

というポジションのセオリー

 

それはそれで大事です

これも前に書きましたが

常識を知ったうえで、常識外の一手を打つ

ということが求められるので

そもそもの常識、セオリーというものは

知っておかないといけません

 

ただね

このポジションのセオリー

やはり単なるセオリーなんです

「基本的」にはこうしましょう

というだけの話で

盲目的にとらわれてはいけません

 

例えばね

最近あったのは

リターンの時の前衛側のポジション

 

ペアがリターンで自分は前衛

どこに立てばいいですか?

 

基本は

セオリーは

センター寄りのサービスライン辺り

 

あまり前に立ち過ぎるのはよくないですね

 

そう

それがセオリーです

 

でもね

「なぜ」そこにポジションを取るか

この問いに対する答えが

「セオリーだから」

これはおかしい

 

そういうことではない

「なぜ」そのセオリーになっているのか

そのセオリーの理由を明確にしないといけません

 

リターンの時に

「なぜ」前衛はポジションを下げておくのか

 

これは分かりますよね

 

リターンに対して相手前衛がポーチボレーに来た時に

守備をしないといけない

あまり前に立ち過ぎると

決められやすいし

そもそも危ないし

 

そういう理由から

センター寄りの後ろ気味

というセオリーになっているわけです

 

と、いうことはですよ

 

リターンがね

相手前衛にボレーされる可能性が低い場合は

ネット寄りに詰めていていいわけですよね

 

相手セカンドサーブの精度

ペアのリターンの能力

これまでの試合の流れ

そういうものを総合的に考慮して

相手前衛のポーチボレーの可能性が極めて低い場合

ネットに詰める

相手にプレッシャーを与える

というポジションを取ればいい

 

しかしそれが思いつかない

 

セオリーに縛られているから

 

リターンの時はここに立つべきだ

というセオリーありきになっているから

 

一度セオリーを知ってしまうと

もはやそのセオリーの理由などを思案することもない

 

セオリーが全て

「だってそういうセオリーだもーん」ってなってしまうんです

 

これではつまらない

 

そもそも勘違いしてはいけません

 

ポジションのセオリーの大前提

テニスのセオリーとは何ぞや

ということ

 

それは対人ということ

 

人が人相手にするスポーツ

 

ポジションもまた「人」によるということ

 

ポジションのセオリーなど

相手が変われば変わる

自分のコンディションによっても変わる

試合の流れ

風向き

心理状態

色々な要素によって変わるもの

 

ポジションのセオリーの「セオリー」は

時と場合による

ということなのです

 

わざわざややこしい書き方をしましたが

あまりとらわれ過ぎないように

ということです

 

「なぜ」そこに立つべきか

「なぜ」そのポジションにすべきか

これを常に明確にしていくことが

大切だということです

 

セオリーは理由にはならん、ということです

 

まあ、詳しくはレッスンで・・

 

気が向いたら・・・

 

ではまた

 

頑張ろう日本!