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ミニマリスト

おはようございます
内藤です

197回のテーマは
「ミニマリスト」

今期のレッスンテーマ

基本
フラット
真っ直ぐ

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す
というショットの基本

今週はフォアハンドストローク

真っ直ぐ前に

横振りしたり
こねたりもしない

ボディターンを使い過ぎると
横振りになりやすいので

体重移動をメインにして
とにかくシンプルに前にスイング

そうシンプルに

無駄を省いてシンプルに


昨日レッスンしていて思ったこと

皆さんね
無駄が多い

スイングが複雑過ぎる

多少はね

ラケットを立てて引いたり
左手を添えたり

ありますけどね

そんなに色々としなくても
というくらい
あれやこれやと無駄なアクションがあるんです

その状態から
真っ直ぐなスイングにするためには・・

以前に書きましたが
正解を遂行する

一旦自分のスイングは白紙にして
コーチの見本通り
正解となるスイングをただ純粋に真似をする

これが一番の近道です

でもね

やはりそうはいかないのでしょう

皆さんね
自分のスイングを修正したがるのです

ここをこう
ラケットはもう少しこう
左手はこうで
打点は今より前
インパクトはこうして
フィニッシュは今よりも高めに

・・・・

多いです

これでもか
っていうくらい詰め込んでいます

そしてより複雑になっていきます

修正に修正を重ね
もはや原型をとどめることもなくなったそのスイングは
日本行政のごとき無駄を抱え
ラケットは至るところでたらい回しにされ
ボールを遥か彼方に飛ばします

そしてまた修正を加える


そんな複雑怪奇なスイングに再現性がありますか?

展開の早いラリーで
いくつもの注意事項を抱えたスイングをすることが可能ですか?

無理でしょう

もし皆さんがね

自分のスイングを見直す場合

必要な視点は

足し算
ではなく
引き算

修正を加える
のではなく
無駄を省く

余計なアクションを省いていく
という引き算的見直し

行政に事業仕分けが必要なように
皆さんのスイングにも
動作仕分けが必要なのです

必要のない動作をどんどん切り捨てる

そうすれば
シンプルで
合理的で
再現性の高い
試合でも使える
スマートなスイングが身に付くのです


もっと肩を入れる
とか必要ないです

むしろ肩を入れ過ぎです

しなくていいんです

前に踏み込んで
ラケットを前に放り出してください

ごちゃごちゃとテイクバックしなくていいです

パッと引けばそれでOKです

今ある無駄をどんどん断捨離して
必要最低限のものだけを残す

構える
ラケットを引く
踏み込む
ラケットを前に出す

以上

スイングに関しては
これくらいミニマリストで構いません

その代わりにね

相手を見る
とか
一歩目を早くする
とか
適正な打点に入る
とか
スイングよりも重要なことに注力しましょう


無駄を省く

レベルアップに欠かせない視点です

どうしてもレベルアップというと
足し算的発想
色々と手を加えたくなるものです

しかし
時には引き算が必要ということ


人としての成長もそうでしょう

私も勘違いしていました

人はね
大人になるごと
歳を重ねるごとにね

色々な知識や経験を経て
成長していくものだと思っていました

しかしどうやら違うようです

色々な知識や経験は
やがて偏見やこだわりになって

いつしか人の言うことも素直に聞けなくなる

子供のころの素直さ
純真さ
一生懸命さ

そういうものが奪われている


時には引き算

今自分の中にある経験や偏見
凝り固まった考え方を
思い切って捨てることが
成長の鍵になることがあるのでしょう

テニスもそうです

一度自分のスイング
テニスに対する固定概念
そこに多く存在する無駄を省いて
シンプルでスマートなプレーを手に入れましょう!


今日はミニマリスト
財布だけを持って買い物に出かけてみましょう
もしもの時のあれやこれやは必要ありません
身軽に軽やかに行動することで
新しい世界が広がっていくのです!