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フォアスライス3ヶ条

おはようございます
内藤です

第164回のテーマは
「フォアスライス3ヶ条」

今週から第3期
期のテーマが「スライス」です

前期のトップスピンと比べて
そんなに体力も使わずに
楽に手っ取り早く打てるので
展開が早くなるダブルスでは非常に重宝します

守備・攻撃ともに
プレーの幅が広がるので
是非身に付けたいですね


打ち方の基本的なことは
ボレーと同じです

手首を過度に反らないようにしたり
ボールの外側を包むようにしたり
ビュンって振ったりしない

足のリズムとスイング幅が違ってきますが
ボレーとほとんど同じ注意点です

ストロークの時に
より気を付けること
持つべき意識を書いていきますね

では
フォアスライス3ヶ条(ロングラリー)


1.真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す

えっ?

スライスって上からダウンスイングでしょ?

そう思ったかもしれませんが

そうです

上にセットしますが
「意識として」は真っ直ぐでいいです

ボレーのときも注意しますが
テイクバックでペコッと手首を反って
面が外を向くのはNGです

体を横向きにして
「ラケット面」を相手コートに向けたまま
真っ直ぐ後ろに引きます

結構大きく引いてOK

右肩を支点に
右腕が大きく動きます

じゃあね
勝手に右手の位置が上にきますよね

右手が肩の高さにきたときに
しっかり後ろに引いた状態になるので
自然と手の位置、ラケットの位置は
ボールに対して上にセットすることになっています

体をターンしたり
背中側にラケットを引いてしまうと
自然に上にこないので

あくまで「ラケット面」を
真っ直ぐ後ろに引くようにしましょう


そして
そこから真っ直ぐ出すだけです

自然にダウンスイングになるので
過度に振り下ろしたり
左にスイングしたりしないようにしましょう

グゥっと前に押していけば
ラケット面にボールが乗っかって
伸びのあるスライスになります


2.打点は後ろ

厳密に言うと前です

当然ね
打点が後ろになると力が入りません

スイングの支点
スライスで言うと右肩
これよりは前で捉えないといけません

打点は支点よりも前

通常のフォアストローク

支点は体
股関節だったり肩だったり

しかもインパクト時に前向きになるので
打点は体よりも前になります


スライスはターンを使いません

スイングスピードが上がり過ぎたり
横振りになると
ミスが出やすくなりますからね

横向きの状態でインパクトするので
打点は体の正面

それで右肩より前になりますよね

体より前
踏み込んだ左足より前でインパクトすると

体が回ってしまったり
インパクト後にボールをラケットに乗せれなくなります


通常のストロークに比べると
打点を後ろ
にする感覚でちょうどよくなると思います


3.逆回転をかけない

これは意識ですね

実際はかかります

ダウンスイングでボールを捉えるので
結構かかるときもあります


意図的にかけようとすると

やはり
スイングスピードが上がり過ぎたり
振り下ろし過ぎたりして
コントロールが悪くなる
バウンド後の伸びもなくなります

そもそも
「スライス」は「スライス」です

トップスピンの逆ではありません

トップスピンの逆なら
アンダースピンという名前になっているはずです

そうしなかったのには
明確な意図があるんです

逆回転をかけようとするなよ、と


守備の時なんかは
滞空時間を長くするために
あえて回転量を多くする時もありますが

基本的にはラケットに乗っけて運ぶだけです

結果的に逆回転はかかりますが
意図的にかけてやろう
とはしないようにしましょう


以上 スライスは柔らかくゆっくり打つショットです

どうしてもカット打ちしたくなるので
気を付けるようにしましょう!


今日は豆腐を切る
手の上で切る時
縦に包丁を入れるのは「カット」
横に包丁を入れるのは「スライス」
スライスは地面と平行に動かすということです
包丁をラケットに持ち替えて
スライスの達人を目指しましょう!