r-7110のブログ

メルマガ『reborn』バックナンバー

指導力

おはようございます
内藤です

第189回のテーマは
「指導力」

ジュニアクラスや育成クラス
一般の大人のクラスもそうなのですが

レッスンは何名かで
チームで行うことになります

レッスンに限らず
広い意味で言うと
スクール運営自体が
チーム運営です

このチーム運営で欠かせないのが
指導力

スクールのレッスンで言うと
我々コーチの指導力ですね

ここがそのチームの命運を握ります

テニスのレベルアップはもちろん
そもそもの雰囲気やモチベーション
人間性をも左右していきます


このチーム運営で
我々指導者に求められるもの

それは
リーダーシップ

マネジメント力
です

この2つのバランスが重要


リーダーシップとは
チームの進むべき道を示すこと

みんなが
どこに向かうべきか分からない時
どこに向かうかで意見が分かれている時に

「よーっし!富士山に行くぞー!」

と進むべきはっきりとした道を示す

色々と行きたい所があるとは思うが
我々が向かうべき場所は富士山だ!

あの頂上に辿り着いた時
君たちの世界は変わるんだ!

そのように強いビジョンを示すことです


チームの先頭に立って
みんなを引っ張るようなイメージですね

俺の背中について来い
的な感じでもいいでしょうか

今の世の中は
こんな例えは怒られるかもしれませんが

家族で言うと
お父さん的な役割ですね


それに対して
マネジメント

これは
お母さん的な役割

リーダーは富士山への道を示した

でもチームのみんなは
どこに集合か
何が必要か
どんな服装か
何も分からない

そこで
寒いからたくさん着込むのよ
靴は必ず登山用のもの
ヘッドランプも用意してね
日焼け止めも必ずいるよ

あれやこれやと世話をしてあげる

登山中も
頑張って!もう少しよ!
大丈夫?無理しなくていいよ

気を遣って声をかけてあげる

これがマネジメントです

リーダーが先頭に立って引っ張っていく
というのに対して

マネジメントは後方支援

後ろから支えてあげるようなイメージ


マネジメントは優しさ
と言ってもいいでしょう

お母さん的な優しさですね

一方で
リーダーに求められるのは
厳しさ
ですね

お父さん的な厳しさです

では
厳しさ
とは何か?

厳しさ
その本質とはいかなるものか?

それは

一貫性です

一貫性

これが厳しさの厳しさたる所以です

少しのことでは目的を変えない

いや、何があっても変えることはない

富士登山の途中
誰かが脱落しても
残った者で頂上を目指す

悪天候で道が閉ざされた場合
一度は下山しても
また登り始める

そのような一貫性

これが厳しさとなって現れる

言い換えると
一貫性なき者はリーダーにはなれない


家族でもそうでしょう

子供たちにより良い人間になって欲しい

その道を示すリーダーは厳しくあるべきです

例えば
門限が17時

他の子は門限なんてない
あってもみんな18時

そう言われても
よそはよそ うちはうち

うちのルールは17時だから
これを守りなさい

これが一貫性です

そのときは
反発されたり
嫌われることもあるでしょう

しかし
リーダーがしっかり道を示す
リーダー自身もまた厳しく自分を律する

一貫性のある行動を示していれば

下の者は付いていきます

いずれ理解を得ることが出来ます

子供たちも
あー、門限が厳しかったのはそういうことか

当時は遊びたくて反発もしたが
今の自分があるのも
そういう厳しさをもって接してくれた親のおかげだな

そういう時が必ず来ます

そしてその時こそ
その家族、そのチームが
リーダーの示した場所に辿り着いた時なのです


リーダーシップとマネジメント

厳しさと優しさ

非常に難しいバランスです

我々コーチもそうですが
一人二役をしないといけない時もあります

チームや家族をより良い場所に導くために
指導力を身に付けていきたいものですね


今日は指導力を発揮しよう!
リーダーになって道を示す
「今日はスシローに行くぞー」
マネジメントも忘れずに!
「店は冷房が効いてるから羽織る物を持っていきなさい」

先頭に立って
そして後ろからも支えてあげる
本当の指導力を身に付けるようにしましょう!