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君の名は


おはようございます
内藤です

第187回のテーマは
「君の名は」

昨日、サーブとフォルトについて書きましたが

その名前の意味や由来
そこを知ることで
取り組み方が変わることがありますよね

テニスで言うとね
サーブとフォルト以外にも
まだいくつかあったりします

私がよく言うのは

スプリットステップ

スプリットステップって知ってますか?

こう聞くとね

あー、知ってる
って言う人が多いのですが

じゃあ、スプリットってどういう意味?

って聞くと

・・・・

知らんのかい!
っていう人が結構いたりします

まあ、これは簡単な英単語の話なので
分かると思いますが

スプリット

割れる
ということ

つまり
スプリットステップは
両足を割るように

少しスタンスを開くように
パッとステップするんですね

ステップですからね

ビョンってジャンプしてはいけません

相手が打つ瞬間に
ステップの着地を合わせる

なかなか難しいですが
一歩目を早くするための必須スキルです


あとは
フットワークもそう

フットワークが悪い人が多いんです

こういうとね

皆さん頑張って足を動かすんです

そして余計にフットワークが悪くなる・・

これもそのまま直訳してください

フットワーク

足の仕事です

足にきちんと仕事をさせてください

そう言っているのです

足を動かして欲しい場合は
足を動かしましょう
って言います

フットワークは
足の動かし方の問題です

場合によっては
動かさない方がいい時もあります

仕事ですから
スムースに
そしてスマートに
効率的で適切な動きをしましょう
ということです

ただやみくもに動かしてはいけません

仕事が出来ない人に限って
ただ頑張って動きますよね
何の計画も理屈もなしに
がむしゃらに頑張る

そして余計に仕事をややこしくする・・・

でも本人は
こんなに頑張っているのだから
こんなに頑張っているのに

と仕事のやり方を見直そうとしない

仕事において
方向性の間違っている頑張りに意味はあったとしても
生産性はない

全体の仕事の質には
むしろマイナスの影響を与えてしまいますね

テニスのフットワークも同じだということです

正しい動き
タイミングの取れた動き
状況に応じた動き

フットワーク=足の仕事

そう直訳しただけで
取り組むイメージが変わると思います


他にも色々とありますけどね

アプローチなんかもそう

これも直訳します

接近する
ということ

そうです

アプローチショットとは

ネットに出るためのショットではありません

相手に接近するためのプレーです

相手との距離を詰める

「よっしゃ行くぞ」
「おら、来いよ」

って相手に詰め寄ることです

そのついでにボールを打てばいいだけです

そう思ってアプローチをした方が
体重がしっかり乗ってボールの質も上がります

何より
相手に与えるプレッシャーが半端ないので

次の相手のショットが甘くなりやすいです


アプローチを
ボレーに行くためのショットと思って
綺麗に処理していても
何のプレッシャーも感じません

簡単に足元に流したり
ロブでかわせます

同じボールでも
自分に接近してくる感じで
本当の意味でアプローチされると
つい体が引いてしまいます

そして手元が狂って
ミスショットをしてしまいます

対人競技ですからね

ボールにプレッシャーを感じたり
ボールが怖いなんてことはないですが

やはり人にはプレッシャーを感じます

アプローチをするときは
本当に「アプローチ」するようにしましょう


名前の意味や由来

本当に重要です

英語であれば
直訳するだけで本来の意味が浮かび上がることもあります


「知っている」ということ

名前と姿かたちを知っているだけで
「知っている」と勘違いしないように

本当に「知っている」ということは
その意味、成り立ち、歴史
全てを知って初めて「知る」ということなのです


今日はこの言葉


学べば学ぶほど
自分がどれだけ無知であるか思い知らされる
自分の無知に気づけば気づくほど
より一層学びたくなる


アルベルト・アインシュタイン