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厳しさの意味

こんにちは

内藤です

 

昨日ね

一般のお客様が、こんなことを言っていたんです

「私だけコーチに厳しくされる」

「周りの人にもよくそう言われる」

って

 

その方はね

中上級の女性なのですが

すごい頑張る人で

熱心にレッスンを受けているんです

だからでしょうね

だからコーチに厳しくしてもらえるのでしょう

 

そう

厳しく「してもらえる」のです

嫌われていたり、虐げられているわけではない

むしろ逆

愛されているのです

 

「おっ、こいつはよく頑張るじゃないか」

「何とかして上達させてあげたい」

コーチがそう思っているのです

厳しさは愛情の裏返し

というか

愛情そのものです

 

皆さんもそうでしょう

よく知らないよその子がね

ファミレスで騒いだり、行儀の悪い食べ方をしていても厳しく注意しないでしょう

誰かに迷惑をかけていれば「そんなことしたらダメだよ」って注意をするとは思いますが

そこまで厳しく接しませんよね

厳しく注意をして揉めてしまったりするのも面倒だし

よその子なので気を遣ったりもしますよね

 

これが自分の子供の場合はどうでしょうか

すぐに注意をしますよね

あまり厳しく怒るのはよくないとは分かっていても

ついつい厳しくしてしまうでしょう

どうしてですか?

なぜ自分の子には厳しく接してしまうのですか?

 

明白でしょう

 

「愛情」です

 

紛れもない愛です

我が子を想う純粋な気持ちがそこにあるからこそ厳しさとなって表れてしまうのです

我々コーチも人間です

お客様は平等に、とは思っていてもやはり思い入れが違ってきます

一生懸命な人、素直な人には愛情が生まれます

何とかしてやるんだ、と熱く接してしまうものなのです

それがついつい厳しい言い方となって出てしまうのでしょう

指導するうえで、あまり厳しい言葉はよくないのですが

それでも出てしまうものです

 

一生懸命でも素直でもない人にはね

何にも厳しく言わないですよ

指導はするし、楽しくテニスもしますが

愛を持って何とかしてやる、とまでは思いません

だって面倒ですもん

へこまれたり、逆ギレされたり、レッスンの雰囲気を悪くされたりすると・・

 

そういうことです

厳しく言われる、というのは素晴らしいことです

怒られるのはラッキーなことなのです

自分に興味がない人は怒ってくれません

上司にボコボコに怒られてもへこむ必要なんて全くないんです

「うおー、この人、私の成長のことしか考えていない」

「どんだけ私のことを想っちゃってくれているんだろう」

ってルンルンになればいいだけです

 

皆さんもコーチにバンバン怒られるようになれるよう

一生懸命にレッスンを受けてみてください

 

 

愛の反対とは

憎しみではなく無関心

 

マザー・テレサ