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メルマガ『reborn』バックナンバー

過ち

おはようございます
内藤です

第186回のテーマは
「過ち」

いきなりですが
テニスのミスで一番よくないのって
何だと思いますか?


まあ、それぞれ考え方があるのでしょうが
私は断然あれです

本当に解せない

テニスというスポーツを否定するミス

人としての配慮に欠けた
何の敬意も持っていない表れ


ダブルフォルトです


いや
まあ、たまになら分かりますよ

あとはサーブがテーマで
無理矢理トライしている時とか

トッププロのレベルで
ギリギリの勝負をしているとかならまだしも

我々のレベル
まして一般の方のレベルであれば
ダブルフォルトなど意味が分かりません

だってポイントが始まらないんですよ

何しに来たんですか

相手にも失礼です

ペアにはもっと失礼です

2本も打てるんですよ

どっちかは入るでしょう

ダブルフォルトする人に限って
ファーストを普通に打ったりしてるんですよ

ファーストから入れていくだけでいいです


ダブルフォルトをする気の弱い
配慮に欠けた人ほどこんなことも言いますね

「入れるだけだと打たれちゃうから」

いいやん
打たれたら

そういうスポーツですやん

打たれたら嫌やから
ミスしてでも打っていきます

ってどうしたん?

ちょっとやばい奴やん

打たせといて返球すればいいじゃないですか

もし取れなかったら
相手を褒めて
取れるように練習をすればいいじゃないですか


だって打たれたら嫌だもーん
って何歳なんですか

見ていてね
呆れるを通り越して切なくなります


そもそもね
ダブルフォルトってテニスを否定しているんです

サーブを入れない

サービスを放棄しているんです

テニスのサービス

お店とかのいわゆる「サービス」と同じです

テニスに限らず
バレーボールや卓球
ラリーのあるスポーツの始めの一球をサーブと言いますが

由来はテニスです

テニスはフランスの貴族の遊びが発祥です

ラリーが何回つながるかというゲームでした

その一球目の球出しを
召使いが出していたんです

一球目は打ち易くしてあげますよ
って

サービスですよ
って


だからね

フォルトをするなど
テニスの根幹を否定しているんです

試合で勝つために
サーブを勝負していくのも分かりますが

やはりその根幹に
テニスというスポーツ性
サービスの本来的な意味

これを持って然るべきです


だってね

フォルトって言うんですよ

よく考えたらすごいことですよ

サーブだけです

他はね
アウトって言われるだけです

ただ客観的にジャッジをしているだけ

ボールが入ったか出たか


でもサーブに関しては

フォルト

フォルトの意味は知ってますよね

失敗
過失
過ち
責任

サーブのミスだけは

お前の失敗だよ

あなたの過失
過ちのせいでラリーが始まらなかったね

って咎められるんです


これはテニスだけですね

バレーボールや卓球ではフォルトは反則したときのコールです

まあ、どのスポーツでもフォルトって言うと
反則系ですからね

やはりテニスのサーブミスは反則並み

かなり重く受け取られているということです

サーブミスをフォルトと言うのは
テニス人の矜持です

相手のあるスポーツ
相手への敬意を最大限に持つ
ということの表れに他なりません

打たれたらどうとか
そんな小さいことは気にせず
しっかりとサービスをしてあげるようにしましょう!


今日はフォルトしない
ミスはするだろうし
エラーもあるでしょう
それはナイストライかもしれません
明日へ繋がるかもしれません

でもフォルトはしない
過ちを犯すことがないように
大きな心持ちでプレーしましょう!