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学びの対価

おはようございます
内藤です

第182回のテーマは
「学びの対価」

はい、そうですね

増税ですね

便乗値上げですね

・・・


来期から受講料金が上がります

増税分上がります
ではなくて
元の値が上がります

いわゆる便乗値上げというやつです

いやー、まあ
何と言いましょうか

本当に申し訳ないのですが
致し方ないというか
何というか・・

色々事情もありまして


どんな事情だ!?
言ってみろ!

そう言われるとね
特に何かがあるわけでもなくて・・

そいうわけで
今後ともご愛顧願います

スタッフ一同、皆様に素晴らしい時間をご提供させて頂きます

としか言えません
っていう感じですね

・・・


いや、本当はね
とことん安くしたいんですよ

受講料なんていらないくらいです

自分の生活、スタッフの生活があるので
そんなことは言えないのですが


でもね
これはそうなんです

受講料などというものがあるから
テニスが上手くならない

本当の意味で学ぼうとしないんです

本来ね
学びにはお金は介しない

お金が絡んだ時点で
学びは存在し得ないのです

お金が絡むと
それは経済活動

学びではなく売買

師と生徒
ではなく
店員とお客様
です

我々コーチが与えるもの
皆様生徒さんが受け取るもの

学び
ではなく
サービス
になってしまうのです

それはそうです

お金が発生していますから

支払ったお金の分だけ
それに見合う分だけのサービスを享受しなければなりません

サービス
ではなく
学び
を享受することは出来ないんです


なぜか

理由は2つ

お金を介する売買行為
その大前提は
同時交換

お金と物なりサービスの交換に
大幅なタイムラグがあってはならない

お金を支払ったのに
商品が届くのが2年後
これでは納得できないでしょう

同時交換が売買の基本ルールなのです

しかし
学びは同時には訪れない

学びは必ず遅れてやってきます

コーチが言ったこと
コーチに指示された練習

その成果が表れるのは
早くて半年
遅いと2年くらいはかかります

果たして納得して頂けるでしょうか

やはり答えはNOでしょう

中には意識の高い方もおられますが
多数の方が不満に思うでしょう

即効性のあるアドバイス
目に見えて上達する練習

そんな上っ面の処方箋的なものは
学びではない

本質的な体質改善
本当のレベルアップには相当の時間を要するのです


もう一つの理由

それは

学びは
受けている側が意味が分からない
ということ

当然そうです

いつも言いますが
中級の方でも上級の方でも
学びを受ける者は
まだレベルが低いんです

レベルが低いから学ぶわけですからね

そのレベルにしかない人が
コーチが示す教えの本質的な意味など理解出来ません

コーチのアドバイスの意図も分からない

している練習の意味さえ理解出来ない

それでもコーチの教えを聞いてやっていく中で
分かるようになっていくんです


それが学びです

師の言うことなど
生徒には理解出来ない

生徒に分かるようにレベルを下げて言うことは
もはや本質的な教えにならない


でもね
お金を支払った売買の場合ね

これも納得いかないでしょう

お金を払って買う物のね

中身が分からない
得体が知れない

お前にはそれが必要なんだよ
って渡されはしたものの
意味が理解出来ない

えっ?
どういうこと?
これにはどういう意味があるの?
分かりやすく説明して

ってなるんです

レッスンでもそう

皆さんが分かるようにしなければ納得して頂けない

皆さんが満足するようにしないといけない

生徒が納得するアドバイス
生徒が満足するレッスン

それはもはやサービスです

学びとは程遠い


そういうことです

同時交換

透明性

この売買の原則がどうしても離れないので
学びが成立しないんです


学びを受ける者は

遅れ

不透明

これを覚悟のうえで教えを受けなければならない
のですが

お金を払うとそうもいかないですからね


いやー、便乗値上げをテーマに
思いっきり論点をずらして書いてしまいました

受講料改定について何かある方は
私以外のスタッフまでお願いします・・・


今日はレッスンで学ぼう!
サービスを受けに行く
ではなく
学びに行く
自分が納得する、満足する
は関係なし
子供のようにただ純粋にテニスを教わりましょう!