おはようございます
内藤です
第１７５回のテーマは
「群盲象を評す」
昨日のお盆の話もそうですが
仏教のことや禅の言葉のこと
宗教的な話をよくしますが
私自身はね
残念ながら
というか、恥ずかしながら
何の宗教にも属していません
日本人に多いいわゆる無宗教です
父親が早くに亡くなったので
お寺やお経、仏教が少し身近にあったことはありますし
国語や歴史が好きだったので
宗教的な思想に触れることが多かった
ということはあります
ここでも紹介していますが
これって仏教が由来の言葉なんだ
というものが多くあります
また
歴史と宗教は切り離せない関係にあります
しかし
一番影響を受けているのは
日々の暮らしや教え
日本人としての
マナーや所作
そして道徳観
親や祖父母
心ある周りの人からの教えによって
私の中の宗教的感覚が構築していった
ということがあるのだと思います
でも
やはりね
私たち日本人は
宗教というと
どこか否定的
戦後教育
政教分離のもと
正しい宗教教育がなされてこなかった
それが原因なのでしょうか
お金儲けや
過激な思想
新興宗教と呼ばれる怪しいものが蔓延しています
中には素晴らしい教えや導きのものも
ありましょうが
やはり
宗教
と聞くと
どこか怪しくて危険なイメージがあります
世界に目を向けても
イスラム過激派もそう
そして
戦争や紛争
その発端になっているのは
宗教的な価値観の違い
ということが多くあります
ジョン・レノンは歌いました
この世界から宗教なんてなくなればいいのに
そうすれば戦争などなくなるのに
と
そういう一面も確かにあるのかもしれません
でももっと俯瞰して
大きな視点で見ることも大切です
そもそもなぜ人は宗教を持つことになったのか
その起源
元々の意味合いは何だったのか
それは
より良く生きるためです
争いを起こさないためです
動物の中で人間にだけ備わっている
高度でもあり低俗でもある欲や感情
これに振り回されることなく
自分を正す
他者との良好な関係を築く
そのために人類は
宗教という知恵を持ちました
世界中のどの地域
どの民族にも宗教があります
我々日本人
私も先ほど無宗教と言いましたが
やはり
その身の根本には
祖先崇拝や自然崇拝
日本人が伝統的に築き上げてきた神道的な考えが
染み付いているのです
そして
それは素晴らしいことです
そのような
宗教的感覚がなければ
欲に振り回される人間になります
そのような
宗教的感覚のない社会では
他者を重んじない殺伐とした世界になります
しかし人間とは欲深いものです
欲を制御するための知恵として
生み出した宗教
その自身の宗教
教えや考えを
他者を差し置いて絶対的なものとする欲
結局はその欲に負けて
宗教間の争いを生んでしまっているのです
何だか難しい話になってきましたね
このまま続けるとあと５時間くらいかかりそうなので
今日はこの辺にしておきます・・
人と宗教
切っても切り離せない関係です
宗教の一面だけを捉えて
忌み嫌うだけではなく
その本質
その根源
そこに目を向けて
より良い宗教観を持つようにしましょう！
