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気楽に

おはようございます
内藤です

第171回のテーマは
「気楽に」

フィンランドで行われた実験

40~45歳の1200名を対象に
健康調査をしたんです

600名ずつ2つのグループに分けて

一方は健康のスペシャリストの健康指導に沿って
まじめな生活を送ったグループ

もう片方は何の指示もなく
自由に好きなように生活を送ったグループ

15年後の健康状態の結果

どうだったと思いますか?

何とね
自由に生活していたグループの方が
病気になる人が少ないという結果が出たのです


食などの生活習慣
こだわることは大切ですが

「あれもいけない」
「これもダメ」
と神経質になり過ぎると
逆にそのストレスの方が体によくない
ということもあるのでしょうね

まあ、この調査自体がね

上級管理職、いわゆる富裕層を対象にしているので
そもそも生活習慣が整っているでしょうから
一概に何とも言えませんが

ある一定の考えを示唆しているとは思います

「適当の方がいいんじゃね」

ということ


ガチガチに
絶対にこうしよう
絶対にこれはしないように
そう思うよりも

まあ、何となくでいいか
こんなもんか
ある程度いい加減にしとくか

という方が
いい結果をもたらすこともある

そういうことを
提示していますね


テニスでもそういうことがあります

一つの動きや
一つのショット

単品単品の習得には
細かいところまで気を配って

それこそ
絶対にこうしよう
これはしてはいけない

そう取り組むことも必要です


でもね

いざラリーや試合になると

一つのショットではなく
一連のプレーをしなければなりません

淀みなく
流れるようにすることで
プレーの質が上がるのです

そのときにね

あれやこれやと気を付けていると
動きの質が低下します

ある程度でOKです

いい加減がいいのです

まあ、こんなもんでいっか
という気持ちの方が

動きがスムースになり
結果的に一つ一つのショットや動きも
質が上がるのです

打ち方の細かいことを考えないことで
相手を見る余裕や
自由な発想で効果的な戦術が生まれることも出てきます


気楽に
何となく

そんな考えが
停滞したテニスのレベルを引き上げてくれる打開策になり得ることもあるのです


まあ、でもね

そのためには
基本的な技術

根元の部分がしっかりしていないと
意味がないのは言うまでもありません

こだわりをもって臨む練習と
こだわりを捨てて
自由にプレーすること

バランスよく取り入れたいですね


今日は気楽に!
一つ一つのことは70点でOK
全部100点にしようとすると
無理が生じて全体で60点に・・
なんてことになります
70点でOKと思っていた方が
全体で90点!という不思議なことが出てきます!