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無題

おはようございます
内藤です

第163回です


自分に害を与えるものは悪であり
自分に利を運んでくれるものは善である
というふうに善悪を判断するエゴイストがいる
その人がエゴイストであるのは
一般の善悪を判断するのは自分であると
ふつうに考えているからだ
こういう野蛮な人間は世に少なくない


これもまたニーチェの言葉です

130年ほど前の言葉です

現代に限らず昔から
いつの時代もそうだったのでしょう

そういう人間がいるのでしょう

いや、人間は誰しもが
少なからず、そういう一面を持ち合わせているのでしょうか


でもしない

いやいや

あり得ない


とんでもない
非情で卑劣な事件が多発していますね

「身勝手な」
なんて言葉ではとても片付けられない
この世のそれとは思えない
意味不明な非道な事件

いつの時代も
世界の至るところで
起こってきたことなのでしょう


これも人間の所業

我々と同じ人間


昨日の放火犯も我々と同じ人間です

何を
どう思えばいいのでしょう

なんで
あんな悪魔のような人間が生まれるのか

我々にもその責任の一端があるのでしょうか

日本という社会を構成する同じ一員です


原因はどこにあるのでしょうか

あんな悪魔
絶対に死刑にしてしまえ

そう思ってしまう私のような人間の考え方にも
悪魔を生み出す要因が潜んでいるのでしょうか


あのような犯人にも
罪を憎んで人を憎まず
大きな愛を持って
全体を良くする視点を持って
社会を作っていこう

報復的な死刑などから
憎しみ以外の何かが生まれることはない

人間は野蛮な動物ではない
理性と知性と愛をもって
悪の所業にも
赦しを与えるべきだ


そういうことの方がいいのでしょうか

その方が結果的に
平和でより良い社会が実現されるのでしょうか


いーや、でも無理です

私には無理

人間が出来ていないのでしょう

もし、自分の家族や周りの人がって思うと
とても赦しを与えることなど
考えつきもしません

犯人にも同じ目を
それ以上の苦痛を与えてやる
と思ってしまいます

こんな私のような人間がいることが
おそらく多数いることが
あのような悪魔を生み出す温床となっているのでしょうか


悪魔に失礼ですね

悪魔はそこまで酷くないかもしれない

人間ほど劣悪な存在はいないのではないか

そう思える事件でした


ほんとね
いつどんな事件に見舞われるか分からない
怖い世の中です

そんなことが起こるたび
私たちは何をどう考え
子供たちに何をどう伝えればいいのしょうか


被害者を思って祈りを捧げ
遺族や関係者が
加害者への憎しみだけに心が蝕まれないように
また祈るほかにないのでしょうね


今日は「タガタメ」
ミスチルの歌です
聞いてみてください
皆さんは何をどう思うのでしょうか